函館の朝は天気予報通りの雨。
北海道全域が雨の天気予報なのだった。
この状況でどこに行くと言うのか?
なんとなく北へ向かっていた。昨年とほぼ同じルートなのだが。
少なくとも北へ向かえばうに丼が食べられる。今は7月旬のうに丼が不味いわけは無い。
その程度の気持ちで向かった北だが、感動の風景が待っていた...
函館の朝は天気予報通りの雨。
北海道全域が雨の天気予報なのだった。
この状況でどこに行くと言うのか?
なんとなく北へ向かっていた。昨年とほぼ同じルートなのだが。
少なくとも北へ向かえばうに丼が食べられる。今は7月旬のうに丼が不味いわけは無い。
その程度の気持ちで向かった北だが、感動の風景が待っていた...
北海道の旅の始まりは雨...
22時にチェックインしたビジネスホテルを6時にチェックアウトして出発。
しかし、いきなりアクシデント。駐車場のゲートが料金機の故障で開閉しない。ボクの前のクルマはフツーに出て行ったのに..
ホテルのオネーさんはあてにならなくて、ボクが修理担当して直ってやっと出発。40分のロスタイム。
雨の中とりあえず国道5号線を北へ向かうが、北海道の朝食の定番であるセイコーマートホットシェフのすじこおにぎりを買って出発だ。
高速道路は北海道でも1,000円なのだから、使わなければ損。
一気に北を目指す。
士別剣淵ICを出たのは13:30だった。
この2日後に道央自動車道は滝川付近が崩れて通行止めになるのだった。
うに丼うに大盛りを注文したのだが、まず昨年は3,800円。今年は4,000円であるのに、妙にうにが少ない。
「これ大盛りですか?年々量が少なくなって高くなってますね?」と遠慮なく突っ込むが、店の人は苦笑いするのみ。
まぁ、味は最高に旨かった。そりゃ7月だし去年食った9月のものよりは美味しくて当たり前なのだが、なんとなくこの量は釈然としないなぁ。
しかし、だからといって、付近にある某有名店に行くぐらいならここで食べるべきだ。
理由は写真付きで3日目に記そう。このうにの色をしっかり記憶しておいてほしい。これが赤ばふんうになのだ。
さて、おなかも満足した。天気は悪い。
なので、このままホテルにチェックインするかどうか悩む。
明日の天気はどこに行っても雨という最悪の天気予報。
来た以上は、サロベツの道はとりあえず走っておこうとウィンドブレーカー2枚重ねでオープンで走り出す。
2日目 2009年7月18日 北へ向かって...
国道40号から道道972号を経由して、道道106号へ入る。
もっとも北海道らしい道と言われるところだ。標識も何も無いまっすぐな道と形容されるが、実際には路肩を示す標識はあるし、ガードロープや道路標識もそこそこある。
ボクは長沼辺りのゆったりカーブしている付近が好きだ。
そして、レストランシピリカに入って行った。
目的は他には無い、蝦夷ばふんうにのうに丼である。
例年訪れる9月には礼文島に夕陽が沈む。
7月は礼文島よりさらに北の方向だった。
18:58 事実上の日没だった。
冷たい風が吹く。
温度計は10度を示していた...
まずは、ここ夕来を目指した。
利尻富士は全く見えない。
冷たい風が吹く...
そして、夕来にやってきた。
夕来近くの直線にクルマを止めた。
少し北へ移動すれば、夕陽が雲間から顔を出しそうだった。
夕来からすこし北へ移動して行くと、夕陽が見えてきた。
まさか、この日夕陽が見えるなんて思ってもいなかった。
夕来で、夕陽が見えないか少し様子をみていた。
雨は本降り。赤松の並木が続く。ここは昔札幌本道と呼ばれた道。
海沿いまで出るとさらに雨は強く降ってきた。
一度くらい、北海道で函館だけ晴れていて、北へ向かわずに函館近辺を散策してみるような日があっても良さそうなのだが、今までの北海道のドライブはなんとなく雨の出発ばかりのような気がするね。
士別から国道40号を名寄、そして音威子府から天塩川に沿って北上する。
左にサロベツ原野のランドマーク、オトンルイ風力発電所が見えてきた。
あぁ、今年もまた最北端の地にやってきたぞ...
やってきた、ノシャップ岬は今にも雨が降り出しそうな曇天だった。
駐車場にクルマを止めたが、気温は14度だった。寒い。ウィンドブレーカーの下に長袖のシャツを着込む。
ノシャップ岬でうに丼...
続いて、風力発電所にやってきた。
人は誰もいなかった。
風車下のダートを走りたかったが、立ち入り禁止になっていて入って行けなかった。
この日の日没は19時17分だった。
ちょうど一時間前だったが、稚内に向かって走り出す。
空には厚い雲が垂れ込めていたが、水平線近くは何とも言えない色に染まっていた。
この日は稚内に宿泊。
稚内の温泉はアルカリ性でボク好みの温泉だ。
宗谷牛のステーキを食べて、温泉を楽しんだ。
強い雨が降る朝は、温泉に入ってゆっくりすごす...