夕暮れの襟裳

夕暮れが近くなってきた。

岬の先端にすわって、ぼーっと海を眺める。

気持ちのいい時間。

もうすぐ陽が水平線に沈む。

はるか水平線に太陽が沈んでいく...

襟裳の水平線に沈む夕陽

水平線に陽が沈んでいく。

いつも霧の襟裳岬でこの光景が見れるとは思っていなかった。

宿から芝生の急坂を駆け上がると、月に照らされた灯台が現れる。

灯台の灯がまわっている。それほど明るさは感じない。

少し霧が出ているようだ。

夜の灯台は幻想的な雰囲気だった。

岬の先端部から灯台方向を望む。

陽がかなり落ちてきた。

ボクまで、襟裳岬の歌を口ずさんでいた。

「襟裳の春ぅわ~ぁあ、何も無い春です~」

この風景を見ると、この岬が日高山脈がそのまま海に続いてきて終わるところだと実感する。

この海岸線をずっと走ってきたのだ。

日が沈み、そらが紫に染まる。

まもなく灯台の灯が灯る。

これは日没直後の襟裳岬灯台。

宿へ戻って食事をして、闇の中再び岬に向かった。

夜の襟裳岬灯台

夜になって、海も穏やかになっているようだ。

明日の好天を祈って早めの就寝をする。