函館の朝は雨、恵山を目指して走るが強い雨。

恵山をすぎて北上を始めると突然晴れて、この日はこのまま好天が続いた。

サラブレッドの草原を巡り、日高の海岸線を走り続けて到着した襟裳岬。

これほど晴れ渡ったこの岬は初めてだった。

日高山脈が海に落ちるこの岬で見た風景は...

雨の朝

朝起きると、函館は雨。

それもかなり強い雨だ。

台風の影響が今日以降出てくるらしい。

気分は落ち込むが、雨さえ楽しむのがグランドツーリングである。

気を取り直して国道278号を恵山方面へ向かう。写真は土砂降りの女那川付近。

駒ケ岳を背にドライブを楽しむ

道央自動車道を走ってみる

日高本線の清畠駅に立ち寄る。

理由は海が近いから。

しかし、一番海が近い大狩部駅は立ち寄るのを忘れてしまった。

(大狩部駅にある泉ピン子ロケ記念のカンバンがあの駅を台無しにしているんだよね)

なんともひなびたローカル線の雰囲気がいい。

なんか、うそみたいに晴れた。

彩度の高い風景。

寂しい風景なのに、いろんな色に満ちていると思いませんか?

あと2時間は列車が来ない線路に下りてみた。

錆びたレールが真っ青な空に向かって延びていた。

日高本線清畠駅に立ち寄る

空はどこまでも深い、ブルー

清畠駅を出て、国道235号を進む。

厚賀の町を越えて、厚別川を渡る。

厚別川の河口に日高本線の鉄橋が架かっている。

2日目 2006年9月3日 噴火湾沿いを走って、日高、そして襟裳岬へ

国道278号 砂原付近の駒ケ岳。

北海道の駒ケ岳は北側の砂原岳(1113m)、西側の剣ケ峰(1131m)、及び南側の隅田盛(892m)のピークがありますが、この位置から見えるのは砂原岳だけです。

このように、美しい姿を見せてくれました。

国道278号から国道5号に入る。野田生付近。

後ろに駒ケ岳の雄姿が広がる風景。

今度は2つの峰が見える。

大牧場には若駒をきたえる調教コースがある。

サラブレッドに関するあらゆる施設が点在している。

広い牧草地、防雪林、青い空と浮かぶ雲。

草を食む馬たち..

若駒がじゃれあって走り回る。

真っ直ぐ走るではなく、急に方向転換したり、からだをぶつけ合う。

近くで見ているとダイナミックな動きに目を奪われる。

母馬と子馬。

まもなく母から離され競争の世界へ出て行くのだろう。

子馬にとってかけがえの無い時間だろう。

サラブレッドロードを巡る旅

この日サラブレッドの道を走ったのは、国道235号->道道209号->道道71号->二十間道路->道道75号というルート。

このようなきもちのいい風景が広がります。

襟裳岬へ

小学生の頃からサラブレッドに親しんできた身としては、サラブレッドのふるさとを訪ねる旅を続けたいところだが、欲張りな旅の日程がそれを許さない。国道235号へ戻って一路襟裳岬を目指す。

ここは国道235号から国道336号に入って、様似の町。塩釜ローソク岩付近である。

国道336号は襟裳岬付近に近づいてくると、このようなロックシェードが多くなってくる。

襟裳岬は日高山脈がそのまま海に沈んでいく所と言われている。

えりも町そのものが日高山脈の終端と言う感じだ。

道の駅 なとわ・えさんで一休み&サンドイッチの朝食。

恵山からは湯気が昇る。

露天風呂に寄って行きたかったが、この天気なので見送り。

対岸には、青森県尻屋崎がうっすら見えていた。

恵山を抜け太平洋岸に出る。

この付近はロックシェルターが続く。

国道273号  AM7:41鹿部付近。

ようやく晴れ間が見えてきた。

天気予報を吟味した結果、北海道で日高地方だけは晴れてくるはずなのだ...

対岸を見ると、うっすらと羊蹄山が見えた。

これから内浦湾(噴火湾)をぐるっと回って日高まで行かなければならない。

かなりの距離である...

国道5号を走るクルマは思ったより少なかった。

快適なシーサイドドライブを楽しむ。

時間短縮のため、国縫から道央自動車道で一路日高を目指すことにする。

国縫ICから道央自動車道に入る。

ここは長万部IC付近。雲ひとつ無い天気になった。

これほど晴れるのは予想外だった。

伊達ICあたりの長ーいコンクリート橋を渡る。

ここまでせっかく高速道路に入ったのに、日通のトラックが10台近く80Km/h走行で道を塞いで渋滞気味だった。確かに制限速度は80Km/hなんで文句は言えないのだけど、並行して走る一般道も80Km/h以上

で流れているので、高速代を損したような気になってしまう。

有珠山と昭和新山をバックに走る...

苫小牧東ICで道央自動車道にはお別れ。料金はちょうど4,000円。高速使ったのは正解だったのかどうか?せめて時間は稼げ

たのだろうか?

日高自動車道を進む。相変わらずいい天気。終点の日高富川ICから国道235号に出る。

これは豊郷あたりの風景。時間もう12時になった。ラムステーキの店を見つけて昼食をとる。味はまずまずだった。

国道235号でサラブレッドに会いに行く...

昨日の雨で、厚別川は大量の土砂を含んで土色をしている。

海はどこまでも深い青。

空の青、河川敷の緑、色のコントラストが美しい。

行こうと思っていて、立ち寄るのを忘れてしまった日高本線大狩部駅付近を行く。

まもなく新冠。

サラブレッドに会いに行く道。

新冠川の手前で、国道235号から道道209号に左折するとサラブレッド銀座PAがある。

そのPAから見た風景がこれ。

サラブレッドの草原を行く

スピードを競う為に生まれてきたサラブレッドもここではのんびり草を食む。

こっちまでのんびり気分...

しゃれた牧場の建物もあれば、普通の日本家屋の牧場もある。

二十間道路はどこまでも桜の並木が続く道路。

気持ち良くって往復してしまう。

日高の山に向かって真っ直ぐ道路が延びる。

さて、次は襟裳へ向かおう。

国道336号から襟裳岬を巡る道道34号へ入って、岬先端を目指す。

岬先端部は広大な草原となっている。

じつは、襟裳岬は昨年も含め4回目だが晴れているのは初めて。

過去来た襟裳岬は霧でほとんどなにも見えなかった。学生時代来た時はかすかに岬先端部が見えた。

この天気で、空気も澄んでいる今日は期待も大きい。

まもなく到着である。

晴れわたった襟裳岬

襟裳岬に到着。台風の影響で波が荒く、海沿いを走ってきたS2000は潮でべったり。

森進一の歌声が鳴り響く岬はこのとおり晴れ渡っている。

日高山脈をバックに灯台がそびえる。

襟裳岬の先端部。

観光の流儀として、カンバンと一緒に収めてみる。

この先端部をはっきり見たのは初めて。霧の無い襟裳岬ってやっぱあるんだ~

明日はこの東岸を北に向かう。いわゆる「黄金道路」と呼ばれる道。

手前に映っている民宿「みさき荘」に飛び込みで泊まることになった。

本当に襟裳岬の先端部にある宿なので、岬の絶景にすぐたどり着ける。

先端部へ続く遊歩道。PM5:00陽が傾いてきた。

風はそれほど無いが、今日は波が強くこんぶ漁は中止だそうだ。

遊歩道の先端部から太平洋を望む。

岩礁が夕陽を浴びてすばらしい風景だ。

今日の旅は素晴らしいものになった。