春霞の九州を走る 2015/GW 九州
 

6日目 2015年4月30日 雨の大隅半島へ

6時に新八代駅前のホテルを雨の中出発です。

「雨すら愉しんで走る」いつも言っていることを実践する旅だな

加久藤トンネルの入口で7時50分でした。快調に走っています。直前にタイヤを新品に換えたのでグリップは最高です。

この日は全国的に大気の状態が非常に不安定だった。前日の天気予報ではそこまで酷くはならないと思ったのだが、結果的には大隅半島で1時間100ミリ超の猛烈な雨。内之浦は1時間雨量128.5ミリと観測史上1位だった。まさに一番雨が降っていたところに向かって旅していた一日。豪雨の中、たどり着いた目的の地は雨がやんでいた。青空すら見えていた…

霧島連山が雲間に見えていました。

志布志市内で前が見えないくらい雨が降ってきたのでエブリワンに逃げ込みました。何度か停電が起こりPOSレジが止まったりしました。

第四船木橋を走行中。急ぎ北上していきます。

真っ黒な空の中を走ります。

道の駅なんごう付近で小康状態になりました。ホット一息です。

このまま宮崎に向かいました。雲が切れ始めて青空が見えていました。

都城市、国道221号と国道10号の交点、松之本交差点です。ここで右折で10号を南へ進みます。

この日は大気が不安定で

猛烈な雨が降っていた

冠水した道路を迂回してひたすら南へ

フロントガラスを叩く雨音をBGMに

どこまでも南下する

山を越えてこの場所へ辿りつくと

雨が突然止んだ

何処まで走っても強い雨が降っていた海沿いで

ここだけは何故か雨が降っていなかった

元気のない青空までもが見えていた

低気圧の雲は驚くような速度で流れていく

ソラの広さと風を感じて

ボクはここに立っていた

再び国道448号第十船間橋です。再びここは晴れていました。奇跡的です。

岸良の美しい海岸は必ず止まって風景を愉しむのですが、その余裕はありません。

人吉を過ぎて、国道221号で更に南下。人吉ループを上っていきます。

雲は秒単位でその姿を変えていきます。雲間に青空が見えてきました。

国道448号、五郎ケ元トンネルでは道路が川のようになっています。

内之浦付近の道路は路面が川のようになっていました。

日南フェニックスロードが国道220号に変わって雨は小雨になりました。

国道219号をゆったり走ります。雨はパラパラ降る程度。

続いてえびのループです。ここは視界が開けてほしい場所ですよね。

国道448号を南下して内之浦を過ぎました。JAXAのパラボラアンテナが見えています。

岸良の集落を過ぎて第十船間橋に来ました。ここで雨が突然やみました

ここだけが今日の旅の目的でした。奇跡的に雨は全く降っていませんでした。

佐多岬の先端部まで見ることが出来ました。

空の、雲の移ろいをただ見ていた。この風景が見れたことに感動していた

さて現実はいつまでも感動してはいられませんでした。夕方に向かって更に雨が降るようです。

県道74号を内陸部へ向かって戻ります。(船間へ向かう海沿いの県道74号は通行止めでした)道路状況は悪化していました。

ひたすら走って、志布志、串間と駆け抜けて、都井神社前の分岐を都井岬方面へ右折するところです。

途中、幸島に立ち寄りますが外に出れないくらい降り続いていました。

国道448号日南フェニックスロードに入っています。海沿いに出た宮之浦大橋を走行中です。

前が見えないくらい降っています

道路上が川にように水が流れはじめています。かなりやばい状況です。

この日の走行距離は487kmでした。天気は完全に読み間違えてしまいました。雨のピークは避けて走ることが出来ましたが、内之浦はボクが通り過ぎてから数時間後に1時間の雨量128.5ミリという記録的な雨が降ったようです。結果的に危険な旅になってしまい反省が必要だと思いました。

都城から国道222号、県道71号、県道65号南之郷志布志線で志布志を目指しました。

照明が消えた店内にも居づらいので出発。この先国道220号が路面冠水しているようです。国道448号を行きます。

岸良の海岸も雨に霞んでいます。

海岸線を空に向かって駆け上がるようなこの橋で、突然雨はやみ海が明るくなってきたのです。

国道448号、県道68号、県道74号と走って、陸上自衛隊佐多射撃場に着きました。

この風景は感動的ですらありました。

土砂が流れ込み、海が茶色く染まっていきます。

15時20分内之浦の街に向けて下っていきます。雨の本番はここから北でした。