15日目 2015年10月3日 函館ー帯広
国道278号から道道41号函館恵山線に入る。日浦洞門を走っていくのだ。
15日目、暴風雨をもたらした低気圧は過ぎたものの、オホーツク海で停滞しており北海道は風の強い状況が続いている
風と突然の雨には注意しながら旅しなければならない。朝起きてみると雲は多いものの函館の天気は悪くないようだった。
スタートからずっと時計回りで旅してきたが、今日は日本海側は雨ということなのでやはり逆時計回りに北海道の南岸を旅することにする。
函館を出て朝焼けの中を恵山に向かって走る。いい旅立ちのような気がした。
北海道駒ヶ岳が見えてきました。雄大ですね〜。道はまもなく乾いてきそうです。
長万部で国道5号から国道37号に入りました。室蘭を目指します。ようやくオープンで走っています。
9時10分ころ道の駅とようらでトイレ休憩です。
Z4Mに乗って長いのにまだ油断するとバックでまっすぐ止められませんσ(^_^;)
一応バスが来ても逃げる場所はあるので大丈夫です。
道道919号に入って地球岬に来ました。立ち寄るつもりはなかったのですが寒くてトイレタイムです。
日浦洞門は、日浦海岸にせり出した岩盤を素掘りした7つのトンネルが続く道。1985年まではここが国道だった。今でも路線バスが走る道です。夜明けは5時34分でしたが雲に阻まれ2分遅れで日の出です。
先を急ぐのを忘れ撮影タイムになっていたようですσ(^_^;)
雨が降ったりやんだりを繰り返します。まだオープンドライブは出来ません。
道道844号を駆け上がって行きます。海沿いの道は景色が見えない道なのでパスしましたσ(^_^;)
日高の海岸線を淡々と走っています。14時53分三石あたりを走行中。
恵山岬が見えてきました。恵山岬は海沿い道路が繋がっていないため、国道278号は内陸部に入ります。
国道36号から道道701号に入って登別の港を通り抜けます。 また晴れてきました。
朝日に向かって走り続けます。
洞爺湖町あたりを走行中。見下ろす街は虻田の街です。
細い道で市街に降りていきます。この道道919号トレースするのが難しい〜。
道道701号登別港線は海沿い開けていて気持ちよかったです。
こういうところを走っていると旅してるって実感が湧いてきます。
11時54分白老の海沿いを走っています。
コスモ石油苫小牧フェリー埠頭で洗車しました。もうボディがドロドロでしたのでσ(^_^;)
ここは苫小牧で必ず洗車する場所なんです。ここで12時46分です。
絵鞆半島東岸は荒涼とした風景が好きなところ。また強い雨が降って来ました。
国道235号鵡川橋を渡ります。
国道37号を離れて室蘭の海沿いを走っています。また雨が降ってきそうです。
東岸に出ました。雨が通り過ぎた直後のようです。虹が出ていました。
森町で国道5号線に入りました。また雲が多くなってきました。
白鳥大橋を渡ります。絵鞆半島をグルッと回ります。
走ってきた道路を振り返ってみると、よくこんなところを通しましたね。昭和4年開通らしいです。
野田牛の交差点です。ポツポツ雨が降ってきました。
様似あたりの海岸の岩礁風景が好きなんです。この旅はゆっくり風景を愉しむことは出来ないけれどσ(^_^;)
国道235号から国道336号に入ります
道って最果てに近づくほど覆道が続きますね。襟裳岬に向かう覆道が見えます。
国道336号から襟裳岬に向かう道道34号へ。途中横道に入っていきます。
襟裳岬先端部は荒涼とした草原を走る道。襟裳岬は旅のゴールとしてなかなか旅情を感じさせるシチュエーションがよく出来ている場所だと思います。
襟裳岬は少し立ち寄ってみます。半分トイレ休憩ですが。
襟裳岬の夕暮れは海ばっかり見てるのではなく、振り返って山側を見てほしい。
夕陽に染まる風景が美しいから…
襟裳岬いろいろ書きましたが、実際には滞在たった10分σ(^_^;)。北へ向かって走り出します。
黄金道路に入ります。以前は心躍る道路、波しぶきを浴びる道路だったんですが、近年はトンネル化が進みすぎてイマイチ旅情も感じません。
えりも黄金トンネルに入ります。ここの中は夏の昼間でもすごく寒いです。右側に旧道が見えますが、一般車立ち入りできる旧道は今は二箇所だけです。
黄金道路旧道からは下の写真のようにロックシェードが続く海岸線を眺めることが出来ます。凪いでいる日は是非行ってみてください。
目黒トンネルを越えたらもう夕暮れの風景。海岸線にクルマを止めてゆうぐれの風に吹かれていました。
この日のこころに残る風景です。
ゆうぐれ近くクルマはほとんど走っていません。旅の夕暮れはいちばん旅情を感じます。
広尾の街で旅情に浸ってる場合じゃなく、宿を探す必要があることに気がついて探しますがちっとも見つかりません。
宵闇の中、国道336号を延々走っていきます。電波があるところでようやく帯広に宿が見つかりました。
国道336号を湧洞湖に向かう道道1051号との交差点までをこの日の旅とし、明日はこの地点に戻ってきて旅を再開することにしました。
せっかく帯広に来たので馴染みのお店、レストランホームに立ち寄りました。ここもご高齢なのでいつ閉店されるかわからなかったのですが、2018年で閉店されました。六花亭本店の二階にありました。
ここへ来たら食べるのが士幌牛のステーキです。いい士幌牛はなかなか手に入らないそうです。最初この店に友人のOさんと行ったとき、300gでお願いしますと言ったらあんまりそういう人はいなかったらしくおばあさんがシェフと相談されていましたが、それ以来行くと毎回300g食べてますσ(^_^;)
この日の走行距離は666.5kmでした。ゆうぐれの黄金道路の風景が記憶に残ります。ゆうぐれが良ければその日の旅って全体もすごく良かったような気になるのが不思議です。やっぱり北海道は頭空っぽにして旅にひたれるような気がします。
美味しいものも食べたし、満足できる日だったと思います。
そういえば、日高地方の浦河では31.6メートルの最大瞬間風速を観測したそうなのですが、ボクが走った時はそれほどひどくなくいい時間帯に走ったのでしょうね。しかし夏同様の気候から北海道に渡ってから一気に冬の気温です(東京もんのボクには)。風邪を引かないようにせねば。