Z4Mで行く海沿い日本一周の旅 2015/9-10 日本一周
 

2日目 2015年9月20日 浜松ー新宮

ラジオから流れてくる渋滞情報はほぼ絶望的なものだった。焦ってもしょうがないのだが時間がない。交通量がかなりある知多半島を丹念に走ることをあきらめ武豊ICから南知多道路に入って伊勢湾岸道を目指した。

ここまでのルートはこんな感じ。知多半島もかなりダメな海岸トレースである(-_-;)

国道1号バイパスを大倉戸ICで降りて国道42号へ、渥美半島を目指す。この日は午後たぶんうんざりするくらい渋滞に巻き込まれるだろう。いつものドライブなら早朝に名古屋を越えてしまって、伊勢志摩を楽しむだろう。しかしそれが出来ないのがこの旅なのだ。なるべく早く渥美半島知多半島を抜けて伊勢方面へ向かいたい…

天気も良くなくてイマイチテンションが上がらない。

国道42号を伊良湖岬へ向かって淡々と走る。

写真は6:30頃、伊良湖ビューホテル付近を通過していくところだ。

いつものように恋路ヶ浜にクルマを停めて、灯台へ行ったり、海の幸の食事を愉しんだりという余裕は全く無くそのまま国道259号、県道2号で豊橋を目指した。


県道2号から国道23号へ入って知多半島を目指している。時刻は7:20ころ。

この頃になるとすっかり晴れてきた。

国道247号の衣浦トンネルで海を越えるとまもなく知多半島。ここで既に9時。

そして一気に北上、野間灯台を通過したのは10時ころ。NOANOAでお茶でもなんて余裕のある旅ではないのだ。ポットに入れたセブンカフェのコーヒーとパンをかじってひたすら駆け抜けていく。 思い起こせばこの旅の食事の1/3はセブンカフェのコーヒーとソーセージIN熟成フランスのセットを走りながらかじっていたのは事実である。

2日目、9/20は浜松駅前から5時のスタート。

まっすぐ南へ下って国道1号線へ。浜名大橋をわたって西へ進む。空は雲が多かった。この道はゆうぐれに走ると感動するほどいい道。国道1号でも指折りのポイントじゃないだろうか?

知多半島道路から伊勢湾岸道西域へ直接入れないのでかなり苦労&渋滞。

たどり着いたやはり伊勢湾岸道は既に渋滞していた。飛島まではスムーズに行ったが..

伊勢志摩カントリークラブ横の直線を駆け上ると、志摩スペイン村。無論立ち寄ったりする時間はない。

湾岸長島付近でもう動かなくなってしまった。

このままずっと亀山まで渋滞らしい。伊勢湾岸道を湾岸桑名で降りて国道23号で伊勢方面へ向かうことにした。

伊勢方面の国道もすでに渋滞していてかなり滅入ってしまう...

国道23号で四日市、津、松坂を越えて伊勢へ。過酷な渋滞に心身ともに疲れていたがなんとか二見浦の最後の渋滞を越えて鳥羽へ。ここで14:30だった。湾岸長島からずっと渋滞で3時間半掛かった。疲れた...

鳥羽から先の県道128号パールラインはなかなか快走できて気持ちいい。麻生の浦大橋を駆け抜けて...

志摩半島は行き止まりの道ということにして、ショートカットして西へ。県道17号からふたたび国道260号へ。

サニーロードと言うと高知の足摺サニーロードが有名だが、こっちが本家の三重県道169号サニーロードへの分岐でパシャリ。当然走りに行くヒマはない。

この辺りは昔ながらの国道260号の風情が残っていて好きなのだが、ゆっくり愉しむ余裕はない。

高い堤防に囲まれた漁村を抜けて..

国道260号の旧道探ししたいなぁと思いつつ、

超改良された国道260号山間部をペースを上げてスカッと駆け抜け

ここまでのルートを見直してみる。志摩半島と言い、その他も手抜きだなぁ

とかまぁいろいろ考えて走っていたが、そろそろ今日の宿を探さねばならぬ。

尾鷲のサークルKで今日はどこに泊まろうか作戦会議していたが、やはりシルバーウィーク見つからない...

電話も掛けまくってようやく新宮に宿を発見。国道42号を新宮に向かう。

この先国道311号を走りたかったが既に暗くなってしまったので断念して国道42号山間部をいいペースで走って南下していく。

熊野の鬼ヶ城あたりですでに真っ暗になってしまった。この辺りの海岸線も好きなんだけどね。もう景色も見えない

蒲郡から国道247号へ入る。

競艇場の横を走行中である。蒲郡は高校時代毎年冬に陸上部の合宿で来たことを思い出した。名電や中京と言った中部の強豪との過酷な練習をリアルに思い出して、なんかすごーく疲れてくる...

五ヶ所湾ををグルっと回って、国道260号をひたすら西へ。

南伊勢町の阿曽浦あたりで16:20だった。

国道42号に入って紀伊長島を抜けて、紀勢自動車道は使わず尾鷲へ。

この辺りで日没。

そして19時ころ熊野川を渡って新宮に到着。

修行のように渋滞の中をとろとろ走って疲れきった一日だった。どれくらい疲れていたかといえば財布が入ったカバンを夕食を食べたすき家に忘れてくるくらい疲れていたのだ。

ここで財布が無くなっていたら旅は終了だったのだが、ここもさすが日本だ!すき家でしっかり預かってくれていた。感謝。

この日の旅は静岡県の浜松から和歌山県の新宮市まで556.8kmの旅だった。

明日もシルバーウィーク渋滞の大阪、神戸をどう越えて旅をするのか?

もうかなりヘコタレているので、明日を考えると気が遠くなりそうだった...

県道52号を南へ、また国道247号へ合流して知多半島の先端師崎を目指した。

師崎は以前Z4のオフ会でふぐを食べに来てから来ていないなぁ。などと考えながら一気に通過。

このあたりで一番好きな風景といえば、楯ヶ崎だ。これだけの風景がなぜ世界遺産から外されているのか理解に苦しむ。

初めて行ったときは圧倒的な迫力を感じ、言葉も無く立ち尽くしていた。