5日目 2014年8月12日 ふたたび北へ向かう
そして、能取岬に別れを告げる。
早朝、網走のホテルを出て向かうのは能取岬。
国道39号から道道76号美岬ラインへ入って北上。日が昇る東を見ると遥か知床半島がくっきりと見えていた。
そして能取岬、海へ向かう道に出た。
ボクにとっては北海道を代表する風景でもある。
岬から能取湖の対岸を眺めた。あの小麦色の畑へ行こう。(いつも行くんだけど)
あそこからいつも能取岬を眺めていたけど、こっちからはこのように見えるのだな。意外に近く思えるけど、能取湖を一周するので実際には36キロの距離があるのだ。(このドライブルートはこのリンクを先をご覧ください)
台風が過ぎ去った朝、ふたたび北へ向かおうと思う。
雲が多かった朝の空。網走の海辺から知床半島が見えていた。
きのうの旅も、あしたの旅も、遠く離れている
36キロ走って、能取湖の反対側にやってきた。
まだ7時。朝の太陽がまぶしい。能取岬はあちらから見るより遠くに見える。
雲多き空だが、灰色の空ではなく雲の表情がよく見える。悪くない空だ。
能取岬には毎年来ているけど、最近では灯台の周りを散策することはしなくなったなぁ。
巨大なドラム缶が農場の傍らに置かれている。何のために置かれているんだろうか?
1キロ走るごとに世界は変る
それを感じられないなら
オープンカーで旅に出る意味は無い
常呂の丘を巡り、そして走る...
2010年に撮った写真。たった数年でも変化があるものだ...
この旅は、記憶というボクの小説になる
アップダウンが続く真っ直ぐな道を駆け巡った。
サロマ湖を越えてコムケ湖に近くなってきたのは10時ころ。
昨日は雨があがったばかりの空。今日の晴れたコムケ湖はどんな風景なんだろう...
オホーツク海からさわやかな風が吹いていた。青い空に白い雲。いい風景に出逢えた...
昨日と同じ場所にいても、印象が全く違うね。
やっぱり、同じ場所で見る風景は一期一会なんだな。
北見神威岬を通るべく、旧国道を行く...
いい雲が流れていくな。
何度もやわらかい砂にタイヤが空転して進めなくなった(^_^;)
昨日の雨で出きた水たまりも深くて泥だらけになる。
地図などない夏の旅
太陽と雲、そして風が道しるべ
さらに北へ... 紋別を越えて枝幸へ。
13時ころ、ウスタイベ千畳岩キャンプ場へ。ここから神威岬を望むことが出来る。
神威岬の先端を越えると、浜頓別町に入る。どうも天気が悪くなってきた...
浜頓別ではクッチャロ湖には寄らずに、丘陵地帯を駆け上る。
ふたたび、一気に駆け下りる...
さらに宗谷国道を北上。まもなく16時という頃。恐れていた雨が降ってきた。
旅心は、忙しい日常に生まれ
旅に出るとさらに強くなるものだ
クッチャロ湖を見下ろすクローバーの丘で一息入れて...
宗谷岬は着いてみれば晴れていた。非常に変わりやすい天気で突然雨が降ってきたりする。
岬は例によって観光客が多いので、宗谷灯台に駆け上がると鹿の群れがいました。
折り重なる丘の風景を駆け抜けると
青く輝くオホーツク海が現れた
ここで走りだそうとしたら、S.Seijiさんとばったり出逢った。8日に函館で一緒に飲んだばっかりでビックリした。屈斜路湖付近に泊まると聞いていたのでまさか会うとは思ってもいなかった。しばらく話をしてボクは常呂の丘へ向かった。
全く同じ場所。送電線が鉄塔になっていた。
宗谷丘陵を快走。
所々で雨が降ってくる。太陽がまぶしい...
ドピーカンの天気よりはこんな天気のほうが好きなんだ。
空の表情がこんなに豊かだから...
宗谷丘陵を降りて日本海側に向かうことにする。利尻に落ちる夕陽が見たいなぁ。
宗谷はすっかり晴れてきた。
天北北部広域農道を走って、道道106号オロロンラインを目指した。
ところが日本海側はいまだ厚い雲が覆っている。
雲間から太陽が差してくる。なんとか利尻が見えるくらい回復してくれると良いのだが。
オロロンラインに出た。雲が多いが明るい。雲間から青空も見える。
しかし利尻富士は厚い雲の中。全くその姿を見ることは出来なかった。
こうほねの家で18時ころまでしばらく粘った。
打ち付ける波が激しい。ゆうぐれを待たずに付近は暗くなっていった。
稚内のENEOS潮見SSで給油と洗車。435キロ走って41.06L給油 燃費は10.62Km/Lでした。
ホテルに入って、この日は宗谷黒牛のステーキを食べることにしました。ミシュランにも載ったヴァンでヒレステーキを食べました。このお店、店主の愛想はあんまり良くありません(おばあさんの接客はグッド)が、宗谷牛を食べるなら間違いなくココですね。凄く美味しかったです。ケチらずに良い肉オーダーして食べましょう。