最果ての射撃場にて...
大隅半島から見る開聞岳
このとおり、開聞岳を見下ろす絶景ポイントです。
佐多辺塚の集落を通って、県道74号経由で風力発電所へ進む。南大隅ウィンドファーム根占発電所というところ。1,300Kwの風力発電施設が10基ある。南大隅にはもう一つ佐多風力発電所という場所もある。
ここに入っていくのは道は少々狭いのでご注意を。
陸上自衛隊の佐多射撃場にたどり着いた。鹿児島県肝属郡南大隅町佐多辺塚にある最果ての対空射撃場だ。射撃訓練が行われるときは半径12キロメートルの海面及びその上空1500メートルまでの範囲内が危険区域とされる。同時に道路封鎖もされるらしく、県道74号には道路封鎖のラインも明示されているので、ここを旅するときは射撃訓練の有無を調べておく方が良いかもしれない... 射撃訓練目当てに行くのも良いが、訓練が無いときに訪ねるのがベストだ。
誰もいない太平洋を望む草地に立つのがいい。
聞こえるのは風の音だけ。
ただ海の広さと空が広がるのみ。
そして本土最南端へ断崖が続いている...
誰もいない、何も無い風景を楽しむ場所。
天を仰ぐと眩しい空、どこまでも続く太平洋。ただそれだけの場所。
林道根占中央線を北上していく。
まだ時間的に早いので、パノラマパーク西原台は通り抜けてさらに北へ向かった。
大隅半島の夕暮れはまたパノラマパーク西原台で迎えることにした。
城元展望所からコンビニに寄って夕食を確保してからパノラマパーク西原台へ向かった。
大隅半島南部は根占のローソンが最南端のコンビニ。ここを逃すと夜は宿で予約をしていないとメシにはありつけなくなるのです。ちなみに昨日行った大隅半島東岸は全くコンビニは無い。食料や飲料の入手は計画的にね。
パノラマパーク西原台からの風景はこの角度がいい。
ボクの撮った最高傑作はこれです-> 錦江湾の夕暮れ(パノラマパーク西原台から)
パノラマパーク西原台の3月は開聞岳に夕日が落ちる。
ボクはここから見る開聞岳の風景が大好きだ。
沈んでいく夕陽を写真で楽しんでほしい。
佐多岬の先にはうっすらと硫黄島がみえていた。有名な露天風呂がある活火山の島だ。映画などで話題になった太平洋戦争の激戦地の硫黄島は東京都でありこの島とは無関係です。
夕暮れ時の開聞岳を見下ろす心象風景はこんな感じか…
ボクがここに来るのは必ず16時ころの西日が眩しい時間だ。
一度ここで夕暮れを迎えてもいいかもしれないな。いつもパノラマパーク西原台へ行ってしまうから。
走ってきた方向を見ると大きく崖が崩れていた。この崩れやすい地形がこの付近の県道74号が通行止めになり易い原因だ
この射撃場の施設はこのような感じ。
ここではミサイルの試射などもやるらしいけど、試射の時には県道74号を陸路で持ってくるんだろうか?当然まだ道路がましな南側からだろうけど…
自衛隊の車両と県道74号で離合するのはかなり大変そうだなぁ。
パノラマパーク西原台から、ちょっと説明出来ないくらいくねくねと細い道を経由して肝付広域農道へ出る。
突然雄大な風景を望める場所に出た。対岸の開聞岳、指宿の知林ヶ島も見えた。
向かったのは国道448号沿いにある、錦江町城元にある城元展望所と言う場所。
錦江湾越しに開聞岳を望む絶景ポイントだという。
ビニールハウス栽培が並ぶ。背後には錦江湾越しに見える開聞岳。
ここの鹿児島県の写真コンテストに素晴らしい写真があった。
射撃場からも見えていた硫黄島。
北には桜島が見えて、正面には開聞岳。火山に囲まれているのだ。
太陽が開聞岳に沈み、空の色が変化していく...
その色彩の変化を愉しみ、そして星空を待つ。
桜島の方向を見る。
噴煙は西に流れていた。鹿児島の街には今日は灰が降っているのだろう。
日没から30分くらい待つと星が現れてきた。
夕暮れの名残の朱色の地平、そして指宿の街のあかり...
オリオン座が空に舞う。
星空と開聞岳。そして錦江湾。ボクの見たかった風景だ。
少し寒くなってきた。まだ3月なのだから...
20時までパノラマパーク西原台で星を見ていた。
今日の宿は最南端のホテル。ここから1時間佐多岬へ向かって走る...