早朝から天気はすぐれなかった。昨日の筋雲から天気がこうなる事は想像がついていた。
寂しい大隅半島の東岸を巡って、北へ...
雲が多い空のもと、日南海岸を走って旅を終えた。
早朝から天気はすぐれなかった。昨日の筋雲から天気がこうなる事は想像がついていた。
寂しい大隅半島の東岸を巡って、北へ...
雲が多い空のもと、日南海岸を走って旅を終えた。
ホテル佐多岬の朝
最終日の旅へ出発
8日目 2008年3月22日 大隅半島東岸から日南海岸を経て、旅の終わり...
旅の疲れもあり、しかも天気も悪そうだったので、ゆっくり眠ろうと
思っていたのだが、携帯電話のアラームがセットしたままだった...
早朝にたたき起こされる。
6時にホテルの部屋から外を見た...
この日の鹿児島の日の出は6:19だった。
空が朱に染まる...
雲は広がっているが、なんともいえない色彩の空。
左側、外の浦の方角から太陽は昇ってくるはずだ...
太陽が顔を見せたのは、6:22だった...
空に広がる薄いベールのような雲。
日の光に力は無かった...
県道74号はやっぱり通行止め、山中の心細い道を行く...
南大隅ウィンドファーム 佐多発電所へ...
肝属広域農道から、南大隅ウィンドファーム佐多発電所へ登って
行く道路。道幅はそこそこあるが、かなりの急勾配です。
ここを登って行くと南大隅町のWebに書かれていた「眺望は1号機
が最高」の風車があるはず...
南方に続く風車群。
この先に9基の風車がならび続く...
一号機横にある、広々とした駐車場に到着。
薄雲が広がる天気が残念だが、なかなかの絶景。錦江湾と開聞岳が一望できる。
しかし、なんとなく情緒が無い風景なような気がする...
右に南大隅ウィンドファーム根占発電所が見えた...
あそこから今いる佐多発電所を見ると、整然と等間隔で風車が並んでいた。
ますます雲は広がりつつあった。
最果ての射撃場で...
芝生は断崖ぎりぎりまで続いていた。
端まで歩いていって海を見た...
太平洋...
ただ、それしかない風景。
誰もいなさそうな射撃場に入っていった。
もちろん立ち入り禁止なのだろうが、この寂しい最果ての地にある芝生のサイトは、なんともいい感じだった...
太陽は雲に隠れてしまっていた。
太陽が昇るほど、雲が増えるこの日の天気だった。
この日のすっきりしない空模様に少し落胆。
ベットに倒れこんで、二度寝する...
県道68号を北へ向かう...
昨日すばらしい夕景を見ることが出来たふれあいパーク佐多へ立ち寄った。
同じ構図なのだがすっかり印象が違うな...
ますます雲が多くなってきて、空を覆いつつあった。
これが宿泊した「ホテル佐多岬」本土最南端のホテルだ。
料金は素泊まりシングルだと4,500円。夕食+ビールと朝食で9,975円でした。
設備的には素晴らしくきれいで清潔。研修所っぽいと書きましたが、宿泊日も小学
生の団体のお泊りがあったようです。
伊座敷の交差点。ここをまっすぐ行くと、国道269号に出る。
今日はここを右折して(昨日も右折してるんだけど...)県道74号へ向かう。
じつはここを左折すると、涅槃城というある宗教法人が持つかなり派手な設備があるのだ。時間がある方は行ってみてはいかがでしょう。
上の写真の開聞岳右の立目崎の上にある大きな建物がそれです。この建物の上には巨大な釈迦の涅槃像があるそうです...
肝属広域農道に入る。どーんと続くまっすぐな道。
さてどこに向かうのか?
南大隅ウィンドファームには昨日訪れた根占発電所と別に、佐多
発電所がある。この佐多発電所の1号機からの風景が一番良い
と、南大隅町のWebページには書かれているのだ...
さて、どんなもんだろう?
1号機横にあった、佐多風力発電施設の案内図だ。
今後訪れる人の参考になると思われるので、アップしておきます。
西原展望台(パノラマパーク西原台)と南大隅ウィンドファームは佐多岬とセットでぜひ訪ねておきたい場所です。Webで調べても情報量の少なさに驚きます。
大隅半島の尾根から見下ろす錦江湾、開聞岳の風景をぜひ皆さん見に行って下さい。
県道74号、内之浦佐多線を行く...
佐多風力発電所を出て、肝属広域農道を北へ...
相変わらず、まっすぐな道が続く。
この先で県道68号と合流、またその先で県道74号へ合流するのだ。
県道68号と県道74号の共用区間は500mほど。
無難な道は県道68号を北上して、国道448号に出るルート。しかし、なんとなく気分で海沿いに内之浦に向かう県道74号へ向かうことにした。通行不能が多い道路だが、とくにカンバンも無かったので突入していった...
辺塚の集落にたどりつくまでに大規模なダート区間があった。
オープンカーにダートはたまらんが、戻るとなると山道をまた10Km戻ることになるので、またそのまま突入。
辺塚集落を越えて再び山を登ったところから見た、湊原という半島である。
最果ての、何も無い、さびしい道がつづく...
しばらく山道を登ってくと、陸上自衛隊の佐多射撃場に出た。
この日は、射撃訓練はやっていなかった。
普通、このような射撃場はもっと厳重な塀があったりするのだろうが、ここは誰も来ない場所。
塀などなくてもいいのだろう...
南方に続く大隅半島。
ただしこの先の海岸線に道は無い。
ここで、殺されて行方不明になろうが誰も気づかないだろう...
これが、佐多射撃場の全景だ。
山の中腹に監視所があった。芝生のサイトには倉庫が3つ。
ブロックで出来た、射撃用のコの字型の壁がある。
これが、佐多射撃場の全景だ。
山の中腹に監視所があった。芝生のサイトには倉庫が3つ。
ブロックで出来た、射撃用のコの字型の壁がある。
陸上自衛隊佐多射撃場を出て山を登って行く...
すると、やっぱりあった。通行止めのカンバン。南大隅町熊ノ畑、内之浦まで9.5Kmの地点だった。行ける所まで行ってみようかとも思ったが、天気が回復すれば大分まで行きたかったので先を急ぐため迂回ルートを進むことにした...
迂回ルートである県道563号を進む。
道は狭く1.2車線程度、しかも舗装はデコボコだった。
写真もかなりぶれている...
こういう道はZ4Mで走っても、ちっとも面白くない。
ちょっと道が広いところでZ4Mを停めて、地図を確認する。
なんと、県道563号は県道68号に合流するのだ。とんだ遠回りに
なってしまった。途中の花瀬という集落から、国道448号にショートカット出来そうなのでそれを狙っていく。
離合場所がかなり限定されるので、対向車は気になるのだが全く出会わない。
山の尾根を行く道になった...
道幅は広くならない。
この先に打詰林道の分岐があったが、県道74号の不通区間の先に出るのかわからなかったし、ツーリングマップルには「狭くて視界悪いダート5.5Km」とあった。パスするしかない。
花瀬林道との分岐地点に出た。
とたんに綺麗な舗装の2車線道になった。
花瀬林道先には「照葉樹の森」という西日本最大の照葉樹林がある。公園として整備されているようなので、次回来た時は立ち
寄ってみよう...
県道74号はやっぱり通行止め、山中の心細い道を行く...
県道563号の花瀬大橋から、国道448号へショットカットできる道を発見。2車線の快走路だ...
正面の高い山は荒西山833mだろう。
国道448号に入る。
もう何度走ったかわからない、3車線のどこまでも登っていく道...
とにかくスピードが出る出る。
険道走行でストレスが溜まっていたのだ...
五郎ヶ元トンネルを抜けると、大隅半島東岸に出る...
かなり大規模な橋の工事をやっている。これは一昨年来た時から続いている工事だ。この大隅半島東岸の道は太平洋の荒波に直
接ぶち当たるから、拡張工事と災害復旧工事を交互にやっているような感じだ...
工事箇所を抜けると、再び国道448号は快走路だ...
空は曇り。
こういう日はストイックに黙って、どこまでも走る...
クルマと出会わないドライブがどこまでも続いていった。
岸良の海岸が見えてきた...
ここも美しい海岸だ。
ここには何度も来ているのだが、天気は恵まれない。
ウミガメがやってくるこの海岸。
いつかここの砂浜で寝転んで星を見よう...
大隅半島を離れ、日南海岸へ...
国道448号をなかなかのペースで北上していく...
美濃峠を越え、内之浦宇宙空間観測所を過ぎると豪快にまっすぐ内之浦の街に向け下っていく...
海の向こうは宮崎県都井岬である...
本来は、スカッと晴れた日に走りたい道だね...などと考えながら、ひたすらストイックに走り続ける。
いつの間にか、大隅半島を抜けて国道202号線と合流した。
日南線の終点、志布志を通り越してダグリ岬付近を行く...
日差しはそれなりにあるのだが、青空は見えない。
日南海岸は2日目のリベンジだったが、また天候に裏切られたようだ。串間の駅で再び国道220号と448号は別れ、国道448号の海岸線を行く...
この天候だったので、都井岬には寄らずにそのまま国道448号を進む...
海が見えてきた。宮ノ浦に出たのだ。宮ノ浦橋を渡るとここから日南海岸のハイライトコースだ。
空にところどころ青空が見えてきた...
国道448号は宮ノ浦から恋ヶ浦の間の小崎で災害対策工事(トンネル化)を行っている。このリンクを見てもらえばわかるが、この辺は地すべりが起こりやすく、通行止め自体は2006年から続いている。
2006年の九州ドライブでは3月21日にこの場所を走行しており(別の場所が災害通行止めで戻ってきたため往復している...)、その2日後の23日には道路崩壊の恐れがあるため片側交互通行となったようだ。
おお、怖っ..
迂回路はかなり狭いです。3mあるようにWebには書かれていますが、急カーブが連続しているところでは岩に車体をぶつけているクルマもありましたので、注意が必要です。
Z4Mもノーズが長すぎるため、急勾配、急カーブは見通しが悪く苦労します...
こういう所を通る時だけ晴れてるんだな~...