ワンパターンだが、必ず行く平戸西岸の道
平戸を離れ、北九十九島沿いを南下する旅
平戸と生月島の西岸はなんとなく日本離れした風景に思える。
この最果てを感じる風景に惹かれて何度もここに来るのだ。
平戸風力発電所から根獅子の街へ北上する。ここから飯良の集落まではこのとおり道は大変狭い。
ただ、バイパス工事が進んでいて、県道19号は2車線の快走路へ変わる予定だ。
根獅子の浜へやってきた。
夏のような陽射し、砂浜へ降りて海を見てお茶を飲んだ。
今日の夕暮れは、佐世保の展海峰で見ようと決めていたので、そろそろ南へ向かう。
県道19号のバイパス工事区間が下の写真。剣道が一気に快走路に変化している。
県道60号、国道383経由で平戸大橋をわたって、少し長いリエゾン区間だ。
目指すは長串山である。
うーん。かなり霞んでいるな。五島列島はかすかにしか見えない。
ここに来たのは7回目なのだが、なかなかボクが望むような天気にならないものだ。
県道18号をさらに南下して冷水岳に向かう。
ここは長串山よりさらに標高が高いつつじの名所。北九十九島を眺めつつグングン高度を上げていく...
山頂の展望台までクルマで登っていくことができる。
佐世保方面の南九十九島を眺望する。
そして本土最西端にもとりあえず立ち寄る。
本当はもっと素晴らしいところなのでそれは過去のドライブを見てください。
県道19号、139号、11号、149号経由で展海峰へ向かった。
これは県道19号お気に入りの小佐々の鉄橋。
長い旅ではそう都合よく晴天が望めるわけではない。
展海峰で本を読んで時間を過ごす、そしてもう一度展望台に行ってみると…
光のマジックだ。
太陽が雲を通して空の色彩を作っていた。
津吉から県道60号、国道383号で下中津良、県道19号猪渡谷で名前がよく判らない農道を走る。(県道19号より道はいい)
そして辿りつくのが「平戸風力発電所」である。
根獅子の浜と人津久の浜の間にある美しい砂浜にやってきたが、今日の風景はいまいちだった。
展海峰に着いた頃にはすっかり空は曇り空だった。
明日から雨だということはわかっていたが、もう少し晴れているという読みはすっかり外れてしまった。
この季節の展海峰の園地には菜の花が咲き乱れている。(秋は秋桜なのだ)
沖を行く船が黄金の光に照らされていた...
この風景は望遠レンズを持っていたからこそ見れたもの。
一緒に展望台にいた人たちもこの風景を見れたわけではない。
しばらくすると、空を染めた色彩は消え元の曇天に戻ってしまった。
ひとときの夢のような風景だった。
この時間は干潮だったらしく、いつもより浅瀬が多く出現していた。
少し冴えない終わり方だが、今日の旅は終わった。
ホテルに戻って、佐世保の街を散策しよう。
そうそう、佐世保でたかたカメラ(ジャパネットたかたの元の会社)に行ってみたかったんだ。別に何も買わないけどさ。
菜の花と桜が咲く園地を散策して、佐世保の街へ向かった。