朝から本降りの雨。佐世保から東へ向かい、有明海沿いを南下する。
海苔網の支柱がどこまでも広がり、雨霧に霞む。
諫早湾を突っ切る堤防道路を渡り島原へ。雨はやまない。フェリーで熊本へ渡って目指すは阿蘇の山。
旅の雨の日をどのように楽しむのか。長い旅のいつもの課題だ...
朝から本降りの雨。佐世保から東へ向かい、有明海沿いを南下する。
海苔網の支柱がどこまでも広がり、雨霧に霞む。
諫早湾を突っ切る堤防道路を渡り島原へ。雨はやまない。フェリーで熊本へ渡って目指すは阿蘇の山。
旅の雨の日をどのように楽しむのか。長い旅のいつもの課題だ...
有明海を南下
4日目 2010年3月23日 雨の日、島原から海を越えて…
佐世保の朝。
既に雨は本降りだった。
佐世保港の向こうの山は赤崎岳。いつか登ってみたい山だ。九十九島の眺望が素晴らしいという。
国道207号から諫早湾堤防道路への分岐の看板は見逃しそうなほどあっさりしたものだった。
巨大な北部排水門が見えてきた。
調整池は水は濁っているが、水深が3.5メートルで風の影響を受けやすく湖底のガタ土が巻き上げられて漂っているために濁っているのだそうだ。
島原-熊本のフェリーは九商フェリーと熊本フェリーの2種類があるが、この11時10分は九商フェリー。船はボロくて1時間かかるけどこのフェリーは格安だ。
この堤防道路は8,023メートル。
パーキングの看板によるとこの堤防道路の愛称は「雲仙多良シーライン」と言うらしいが、聞いたこと無いね。この名称。
晴れていれば、北に多良岳、南には雲仙が見えるのだろう。
今日の天気でも結構雄大な風景だ。この諫早湾の干拓事業そのものは環境問題で功罪が話題になるが、この道路はドライブルートとしてはなかなか良いね。
結局、雲仙の山々は全く見えなかった。
あまり雲仙の風景はそれほど好きではないので、いいや!っと負け惜しみ。
海苔網の支柱がどこまでも広がる風景。
いったい有明海全体で何本あるのだろう...
この雨霧の有明海の風景は旅の記憶に残るだろう。
諫早湾干拓堤防道路ふるさと農道
西九州自動車道はかなりの雨。
武雄南ICで降りて、国道38号、県道102号、28号、経由で有明海沿いを行く国道207号へ出る。
雨は激しくなる一方だった。
諫早湾の堤防道路を目指して走る。
この道を走るのは10年ぶりくらいだろうか。結構雨のドライブを楽しめている。
11時ころ島原の街に到着。
11時10分のフェリーに間に合うかもしれない。
九商フェリーはカモメの餌付けを推奨している(10月下旬〜4月上旬限定)珍しいフェリーだ。
大体禁止のところが多いと思うのだが...
天気は悪いがカモメを撮るのはフェリーの楽しみのひとつ。デッキに出てカモメを追った。
12時10分定刻に熊本港へ到着。
そのまま阿蘇へ向かう。
阿蘇に着いたのは14時ころだった。
当然阿蘇山は全く見えないし、ミルクロードなどは濃霧の中だ。
お腹も減っているので、こういう時は美味しいものでも食べるに限るということで、いつものレストラン藤屋で阿蘇の赤牛ステーキを食べることにした。ヒレステーキは6,000円。なんか年々高くなっているが、味は落ちているような気がするな。
そのかわり塩とか胡椒がいいものになっている。昔はフツーの食堂の塩とコショーが置いてあった。
大好物のステーキを食べている間にもさらに雨は降り続く。
こんな時は温泉でも楽しむに限る。ということで、今日の宿を内牧温泉蘇山郷に決めてさっそくチェックイン。
貸切の半露天風呂でのんびり温泉を愉しむ。内牧温泉のお湯はやさしい感じのお湯で好きだな〜
今日の食事は下の通り。格安の割にはいい感じです。馬刺しが美味しかった。もっと食べたかった...
食後もまたまた温泉を愉しむ。
内牧温泉のお湯はかなり気に入ってしまった。あたたまって、本を読んで、いつの間にか寝てしまった。
明日も雨らしい…