早朝の霧島、えびのスカイラインから旅が始まる。
夏のような日差しの大隅半島を南下して、海岸を愉しみ、佐多岬へ。
錦江湾を見下ろす風景を探して、大隅半島の山々の林道を走る...
偶然たどり着いた、西原展望台からの風景。一生忘れない風景だった。
早朝の霧島、えびのスカイラインから旅が始まる。
夏のような日差しの大隅半島を南下して、海岸を愉しみ、佐多岬へ。
錦江湾を見下ろす風景を探して、大隅半島の山々の林道を走る...
偶然たどり着いた、西原展望台からの風景。一生忘れない風景だった。
早朝の霧島へ...
3月21日のドライブの始まりは5:30だった...
この日は快晴の天気になる予定...
わかりにくいカンバンが冴える鹿児島ICから九州自動車道に入る。加治木JCTを越えて九州自動車道を進んでいった...
えびの高原を出るとすぐに鹿児島県に入る。
鹿児島県道1号、104号、国道223号を走り回るが、意外に景観がよい場所は無かった。かと言って温泉はまだ営業していない。道路は宮崎県側よりは明らかに道幅もあり状態は良い。
国道223号沿いから桜島が見えた...
錦江湾は朝霧に覆われていた。
道の駅霧島に併設された霧島神話の里公園に立ち寄った。
ここは様々なレジャー施設があり、さらに高い場所に登る為のリフトも併設されている。ここからも桜島が浮かぶ錦江湾を望むことができる。
今日は快晴、気温が上昇してくるともっと霞んできそうである...
えびの高原から霧島の道を走る...
7日目 2008年3月21日 西原展望台で見た、忘れえぬ風景...
えびのスカイラインから見た加久藤盆地
えびのスカイラインを上って行くと、見晴らしがすばらしい場所に出た。
Z4Mを止め、えびの・小林の街が広がる盆地を見下ろす。
東の方向を見ると、朝陽を浴びて山を覆っていた霧が消えて行きつつあった...
山々の重なりと霧の陰影がなんとも美しかった。
北方は蒼の世界...
朝陽が未だ届かない盆地。
蒼色が織り成す山々がどこまでも続いていた...
パーキングにあった、加久藤盆地の全景図。
加久藤盆地は別名真幸盆地、えびの盆地ともいう。鹿児島県湧水町から宮崎県えびの市および小林市にかけて広がる東西約15km、南北5kmのカルデラ盆地である。
その昔、このカルデラ盆地には水が溜まり、古加久藤湖という湖だったらしい...
えびのスカイラインは二車線道なのだが、一つの車線が非常に狭い。バスなどはカーブでは確実にはみ出してくるので注意が必要です。
桜島南岸の国道224号から佐多街道と呼ばれる国道220号を南下する。空は晴れ渡り強烈な日差しが降り注いでいた。
国道220号の垂水市新城地区の海岸線には100本ものアコウ並木が続いている...
南国の風景 国道220号のアコウ並木
まるで夏の風景だ...
強い日差しを遮ってくれるアコウの木。
この並木の樹齢は100年を越えていると言われる。国の天然記念物などに指定されている巨樹、古木も多いのだが、ここのアコウ並木は意外と知られていない。
アコウの木は本州では紀伊半島、四国南部、九州、南西諸島などの温暖な地方に自生する樹木で、枝や幹から多数の気根を垂
らす。またヤシなどの他の樹に着生し、成長すると気根で親樹を覆い尽くすため、絞め殺しの木とも呼ばれる樹木です。
宮脇というバスの停留所にZ4Mを停めた...時刻表を見るとバスは1時間近く来ない。
この木陰のベンチがなんとも心地良さそうだった...
通勤に使っているのだろう、自転車が一台置いてあった。
防波堤の下には砂浜、錦江湾越しにかすんだ薩摩半島が見えていた...
ここの風景が気に入ってしまった。
今までは気にはなっていたが、そのまま通り過ぎていた...
実際この写真ではZ4Mは北を向いている。実はこの先のコンビニでUターンしてきたのだ。戻ってきた価値は、自分的には十分あった...
昼、きれいな海、神川海岸で...
国道220号は古江町で内陸に入り、大隅半島東岸の志布志へ向かう。西岸を南下するには県道68号経由で高須海岸で国道269を
走るのだ。
神川海岸はキャンプ場にもなっている美しい白砂の海岸だ...
ちょうど対岸は指宿の知林ヶ島である。
霧島神宮に参拝
初めて霧島神宮に参拝した。
駐車場にクルマを停めたら、観光バスが2台入ってきたので参道まで走る...
おかげで、誰もいない参道を歩くことができた。
拝殿まで上がってきた...
ここからは山は見ることが出来ない。
霧島神宮は、最初は高千穂峰山頂にあったらしく、霧島山の噴火によりたびたび火災にあい、その西の中腹に移り、そして高千穂河原へ、1484年に今の場所へ移って来たのだそうだ...
広大な境内を持つ神社である。
拝殿でよい旅が続くよう祈願した...
霧島はやっぱり山に登るか、温泉を愉しむか、どっちかのところだと思います。少なくともドライブを楽しむ場所では無さそうです。
さて、桜島へ向かって走り出す。
なんと、昨日開通したばかり。国道220号早崎防災道路の牛根大橋381mを渡るところです。確かに3/16の夜にここを通ったときは旧道を通って道路工事を急ピッチでやっていたっけ...
しかし、なんともすごい道路になったもんだ。
快晴の桜島へ...
国道220号から桜島の北側を走る県道26号を経由して湯之平展望台にやってきた。
あいにく展望所の建物は工事中だった。
なんとなくお約束で来たような感じで、ふーんと写真を一枚撮った。
赤水漁港目指して豪快に道は下っていく...
途中Z4Mをとめて鹿児島市を眺める。思ったよりはっきり市街が見えた。
そういえば、未だに桜島フェリーに乗ったことが無い私だった...
霞の向こうの雄大な開聞岳を眺めながら焼そばをほおばる...
セーラー服の女の子が砂州の先端部で波と戯れている。
彼女たちの楽しそうな声が潮風に乗って聞こえていた...
この神川海岸にはウミガメが産卵に訪れるという...
穏やかな錦江湾、正面には砂のかけ橋の知林ヶ島、左に開聞岳。
申し分ない風景じゃないか...
そして、えびのJCTで宮崎道へ...
小林へ向かい、えびのスカイラインで霧島へ向かうのだ...
宮崎道へ入ったとたん深い霧の中へ入った。
日の出のようだ...
霧の中から見た日の出はぜんぜん眩しくなかった...
突然霧が消えて快晴となった。
正面には韓国岳1,700mが雄大な姿を見せた...
まもなく小林ICである。
小林ICを出て、宮崎県道1号線に入る。
この道がえびのスカイラインと言われる道である。
白木蓮の花が満開の道。
韓国岳を目指し駆け上がっていく...
韓国岳望むえびの高原にたどり着いたのは、7時だった。
温泉などは全く営業していなかった。
前方のパーキングエリアは韓国岳登山に向かう人で賑わっていた。
道路わきにある不動池です。
ここ、えびの高原にある白紫池・六観音御池をめぐる池めぐりの散策コースは雄大な景色と美しい3つの池を眺めて赤松林の中などを散策するコースであり一周4.3Km 約1時間30分で廻れるそうだ。行かなかったけど...
このススキ野は、えびの高原の名前の由来となった場所らしい。
岩切章太郎という宮崎の観光事業を立ち上げた人が、硫黄山から噴出する亜硫酸ガスのためススキ野が秋になると一面えび色
に変わることから「えびの高原」と名付けたのだそうだ。
ちなみに岩切章太郎は日南フェニックスロードのシンボルであるフェニックスの植林も行っており、現在の宮崎観光のイメージを作り上げた人物だ...
霧島神宮の参道を出て国道223号と交差する交差点をまっすぐ行くと県道60号。一気に霧島から下って国分へ。県道472経由で国道220号佐多街道へ入った。この道は錦江湾沿いを行く快走路。
海沿いを気持ちよく走っていくと霞の向こうに桜島が見えてきた...
道の駅たるみずに入る。いつの間にか霞は消え、雄大な桜島が間近に見えた...
この道の駅の名物60mの足湯に入りしばしほっこり。
お腹が減ってきたので、ここで焼き芋を買った。安納芋という種子島原産の芋を使った焼き芋で、私はこれほど美味い焼き芋を食べたことは無かったです。かなり感動しました。
安納芋は高水分で、焼くとクリームみたいな食感、糖度も16度ですが、カロリーは低くというお芋です。
ぜひ、この焼き芋食べたほうがイイです。安納芋を堪能しながら桜島を眺めて幸せな気分になりました...
食べた焼き芋は...☆マミーの安納芋です。通販でも売ってるので買ってみようかな?
ちょうどお昼時。
この海岸で昼食としたかった...
都合よくこのキャンプ場の入り口にはローソンがあった。
この日の昼食は焼きそばとおにぎりとお茶だ。
椰子の木の下にZ4Mを停めていた。
のどかなゆっくり流れる時間...
たっぷり1時間半はこの海岸で過ごした。
とりあえず佐多岬は目指すもののこの後はどこへ立ち寄ろうか?
結局決めきれないまま南へ向かった...
夏の日のような佐多街道を南下
佐多街道国道269号をさらに南下。
根占の街でありとあらゆるものを売っている店を発見!
向吉百貨店というお店だ。
さすが百貨店。なんと、昔懐かしいポストまで売っているじゃないか??
置物として、売っているかと思ったポストだが、よく見ると日本郵便のステッカーなども貼ってあり、どうも今でも稼働中のポストだった...
しかし、全く商品と同列に置かれているところがスゴイ...
さらに南下して道の駅根占大浜海浜公園まで来た。
ここは16日の夕刻にも立ち寄ったところ。
ここも美しい海岸だ。
正面に見える開聞岳、長崎鼻。
薩摩半島の最南端である。
ここより南は日本本土最南端の地なのだ...
砂浜に下りるためのウッドデッキのスロープ。
開聞岳の上空にはひこうき雲がまっすぐのびていた...
晴れ晴れとした気持ちのよい風景。ゆったりとした気分だ。