浅春の九州 2008/3 九州
 

雨は止んだけれども、平戸は雲が多かった。

お気に入りのあの場所へ行って、西の彼方を眺めてすごす。

このあとはどこへ行こうか?

気がつくと、一気に470Km南下していた...

雨の中、西へ向かう...

一気に南へ470Km

6日目 2008年3月20日 再び南へ...

平戸の「あの場所」へ...

ここには特に何も無い...

今ではめずらしくなくなった風車が二基あるだけ...

考えてみればここを訪れて快晴だったことはない。

それでも、ここが気に入ったのはなぜだろう?

この写真は南西を見ている...

先には五島列島がある。

また空が暗くなった。

ずいぶん長い時間ここにいる。

座り込んで空を見たり、双眼鏡で水平線の彼方を眺めていた...

時に晴れ間はあらわれるが、西から供給される雲は絶えることは無かった。

風が強く吹きつけ、空の雲は絶えず流れていた...

この写真は、晴れ間が見えた一瞬だったのだろう。

雲間からさえない青空が見えている...

暴風雨のような夜が明けた。

雨はやんだけれど、風はまだまだ強く吹いていた...

雲は大急ぎで西に向かっていく。

雲間が切れるわけではなく西から大量の雲がどんどん流れてきていた...



ホテルの部屋から南を見る。

右手に平戸城、中央に平戸大橋。

下には見えるのはこのホテルの絶景露天風呂である...

この日の朝食はこういう感じ...

五穀飯が美味しかった。

沖に浮かぶ右が上阿値賀島、左が下阿値賀島。

昨年3月に来たときは、五島列島が背後に見えていたことを思い出した...

今日は霞と雲の向こうである...

天気予報を調べても九州北部の天気は好転しそうに無かった。

ならば、天気の良さそうなところまで走っていこうというのがこの旅だ...

3時間過ごしたこの場所を離れ、鹿児島を目指して走り出した。

北を見ても厚い雲があった。

このように海が荒れていても、ここの海の美しさはわかる。

このホテルは晴れた日に来たい...(ただし、部屋の設備などはちょっと古めです)

いつもなら夜明け前にホテルを出る私も、この日は部屋でうだうだ。

朝の露天風呂へ向かった...

朝日が一瞬差し込んだ。雲が切れ始めている。

まぶしい露天風呂でゆっくり、ほっこり...

一瞬見えた青空...

しかし、西から雲は流れてきている。

あの場所へ行ってみよう。

そこで一日過ごしてもいい...

私はどこか荒涼とした場所が好きである...

平戸ではここ、平戸風力発電所から見る風景が一番好きだ。

平戸の中心部から国道398号、県道19号、猪渡谷から名前がわからない農道を入って35Kmほどでここに着く。

途中、国道398号で水道のあるパーキングがあったので、潮まみれになったZ4Mを洗車した。

到着した「あの場所」は、薄暗かった。風は五島列島の向こうから強く吹き付けていた...

平戸の千里ヶ浜横を走る。

ここは晴れている日に一度来て見たい海岸なのだが...

どうもここを通りかかる時は天気が良くない。

平戸大橋を通過。

ここからは国道204号を行く...

江迎の街で、松浦鉄道と交差する...

このあたりまではそこそこ走っていても楽しいのだが、ここから佐世保への最短ルート国道204号はタイクツ。

佐世保から、西九州自動車道、九州自動車道、八代JCTで南九州自動車道へ。そのあと3号線を南下するルートを取ったが、思った以上に時間がかかってしまった。渋滞などは無かったのだが、

写真の阿久根の道の駅で17:30だった。

吹上浜で夕暮れを迎える計画もこれではダメそうだ。

川内市内から南九州自動車道へ入って南へ急ぐ...市来ICで降りて国道270号へ。

吹上浜を目指したが、江口浜で太陽は雲間へ消えていった...

全く時間を読めなかった不本意なドライブ。

その後も、吹上浜への入り口を探して天神ヶ尾海岸付近をうろうろしたが、クルマで海岸に出れるところは発見できなかった。

この後、鹿児島市内を目指して、県道37号、飯牟礼で日置広域農道へ入る。春山から県道210号、県道24号、国道3号で鹿児島市内へ入っていった。

途中通った日置広域農道はとんでもない快走路だった。日没後走ったので風景はわからないが、走るにはお奨めの道だろう。

鹿児島の夜は芋焼酎に黒豚料理

距離だけ走ってイマイチ不完全燃焼だったドライブ。ホテルにチェックインして、美味いもん食いに出発!

今まで行こう行こうと思っていて、鹿児島泊はいつも深夜到着で行けずじまいになっていた、黒豚料理専門の「黒福多」へ行ってみた。頼んだのは、黒豚づくしコースである。

これは、ゆでタン塩。なかなか歯ごたえ良く、芋焼酎「魔王」とも合う!

続いて、豚トロ刺身風。

うーん。ふつー。

これは、豚せんべい。

ぱりぱり。それだけ...

だんだん???

黒豚角煮です。

まぁまぁ美味い。が、とびっきり美味くはない。

普通じゃないか?

で、黒豚ヒレカツです。

柔らかく、衣はサクサクです。それだけです。

ヒレカツそのものならもっと美味いものは何度も食べたことがある...

あぁ、期待しすぎて行ったのが良くないのか?

豚しゃぶに行ったほうが良かったのか???

やっぱブタは表面カリッと焼いた、「塩漬けイベリコ豚ステーキ」みたいなのが好きさ。次は薩摩黒豚のスペイン料理屋でも探そう。

でも、焼酎魔王でいい気分。

おきらくごくらく、明日は晴れてねってな感じ...