山口県道305号線。風光明媚な須佐湾沿いを走って日本海に出る。
美しい日本海にくっきりと浮かび上がるストライプの断崖。
それが「須佐ホルンフェルス」と呼ばれる岩礁の風景だ。
ホルンフェルスとはドイツ語で、角石の意味でありこのストライプの地層を指す言葉ではない。また、ホルンフェルス大断層とも呼ばれているが、地質学的には断層ではない。本来のホルンフェルスに分類される部分は写真で言うと左側の黒い岩になる。
この灰色と黒色の縞模様の岩は「畳岩」と呼ばれるこの付近を代表する風景だ。ボクが知る限り日本では、このような景観はここでしか見られない貴重なものだ。
打ち寄せる波に気をつけて畳岩に近づくと、その見事なストライプに圧倒される。
また上部から見る畳岩も打ち寄せる荒々しい波飛沫、続く断崖の風景、圧倒的な景観となっている。
訪れる時間で岩の色彩は変化し、人々に様々な印象を残すだろう…