宗谷丘陵を巡る...
宗谷丘陵を巡る...
宗谷国道238号を南下して…
海へ向かってまっすぐ白い道を進んでいく。
目的があるわけじゃない。
ただ、最果ての地を、風景を愉しむために…
この風車群は2005年には無かったものだ、2006年に訪れた時には工事中のものも含め驚くほどの数になっていた。現在では日本最大規模の57基のウィンドファームになっている。
この風車群いい具合に写真に収めるのは結構難しい。
まずは風向き。風車がこっちを見てくれないとどうもかっこよくない。それと順光が欲しいよね。風車はやはり真っ白く写って欲しいじゃないですか。なかなか難しい注文なんだけどさ…
国道238号から宗谷丘陵を走る道道889号へ入る。
最北の丘陵地、宗谷丘陵を今年も走ることが出来た。
2万年前の氷河期に形成された草原の丘陵地だが、実は明治までは木に覆われていたらしい。
宗谷丘陵にある白い最果ての分岐点。
どちらに進もうか? ボクの明日はどちらだろうか…
宗谷の東岸へ出るダートの道へも行ってみた。
ここからの日の出をいつか見てみよう。
宗谷岬は人でいっぱい。
今年も立ち寄ることは無かった。
宗谷丘陵を気持ちよく駆けめぐったら( BMW1200GSが邪魔だったのでぶち抜いてしまった(^-^; )宗谷国道を南下する。
宗谷海峡は正式にはラ・ペルーズ海峡という。国際水路機関が決めた名称だ。
海峡の向こうに今年もサハリンが見えていた。
対岸サハリンのクリリオン岬の荒涼とした風景がよくわかる。
樺太と呼んでいた頃の名称は西能登呂岬といったらしい。
ロシアの軍事施設らしい、白い建物もよく見えた。
たった42Km先の風景だ。あそこは異国の地なのだ…
最北の地で佇んで、何を想う…
ラ・ペルーズ海峡を行く船
草原を揺らす北からの風
青空の海峡をずっと見ていた…
貝殻が敷きつめられた、白い道をゆっくり進む。
何があるわけでもない。青空と草原と水平線だけの風景…
宗谷国道が単調でキライだという人もいるけど、感性が足りてないね。ダメダメ。
この海沿いの道を愉しめないなんて、こころを空っぽにして走るんだ…
猿払の道の駅でソフトクリームを食べた。
どこへ行こうか決めかねていたら、twitterで「クルマ収集と超長距離貧乏ドライブ★札幌発★」というドライブサイトの「ご」さんから、道道785号へ行くべしとのアドバイスを貰ったのだ。
行き先が決まった。まずはエサヌカを通って、浜頓別へ向かおう。
今年のエサヌカ線は少し驚きがあった。この道、どこまでも続く直線が売りなのだが、彼方に見える風景も、海沿いなのに海も見えないし…
ある意味どうでもいい道路だったエサヌカ線。今年は違った。
例年高く草が生えていて見えなかった海が見えるじゃないか。
それだけで走るのが楽しくなってくる。
浜頓別の街を通り過ぎていく。
クッチャロ湖には今年は寄らない。
頓別国道275号を南へ…
頓別国道275号は森を行く道…
ただし、白黒のクルマが藪の中に潜んでいて、突然追いかけてくる怖い道だ(^-^;