小暑末候、北の大地を行く 2011/7 北海道
 

宗谷丘陵を巡る...

宗谷国道238号を南下して…

海へ向かってまっすぐ白い道を進んでいく。

目的があるわけじゃない。

ただ、最果ての地を、風景を愉しむために

この風車群は2005年には無かったものだ、2006年に訪れた時には工事中のものも含め驚くほどの数になっていた。現在では日本最大規模の57基のウィンドファームになっている。


この風車群いい具合に写真に収めるのは結構難しい。

まずは風向き。風車がこっちを見てくれないとどうもかっこよくない。それと順光が欲しいよね。風車はやはり真っ白く写って欲しいじゃないですか。なかなか難しい注文なんだけどさ

国道238号から宗谷丘陵を走る道道889号へ入る。

最北の丘陵地、宗谷丘陵を今年も走ることが出来た。

2万年前の氷河期に形成された草原の丘陵地だが、実は明治までは木に覆われていたらしい。

宗谷丘陵にある白い最果ての分岐点。

どちらに進もうか? ボクの明日はどちらだろうか

宗谷の東岸へ出るダートの道へも行ってみた。

ここからの日の出をいつか見てみよう。

宗谷岬は人でいっぱい。

今年も立ち寄ることは無かった。

宗谷丘陵を気持ちよく駆けめぐったら( BMW1200GSが邪魔だったのでぶち抜いてしまった(^-^; )宗谷国道を南下する。

宗谷海峡は正式にはラ・ペルーズ海峡という。国際水路機関が決めた名称だ。

海峡の向こうに今年もサハリンが見えていた。

対岸サハリンのクリリオン岬の荒涼とした風景がよくわかる。

樺太と呼んでいた頃の名称は西能登呂岬といったらしい。

ロシアの軍事施設らしい、白い建物もよく見えた。

たった42Km先の風景だ。あそこは異国の地なのだ…

最北の地で佇んで、何を想う

ラ・ペルーズ海峡を行く船

草原を揺らす北からの風

青空の海峡をずっと見ていた

貝殻が敷きつめられた、白い道をゆっくり進む。

何があるわけでもない。青空と草原と水平線だけの風景

宗谷国道が単調でキライだという人もいるけど、感性が足りてないね。ダメダメ。

この海沿いの道を愉しめないなんて、こころを空っぽにして走るんだ

猿払の道の駅でソフトクリームを食べた。

どこへ行こうか決めかねていたら、twitterで「クルマ収集と超長距離貧乏ドライブ★札幌発★」というドライブサイトの「ご」さんから、道道785号へ行くべしとのアドバイスを貰ったのだ。


行き先が決まった。まずはエサヌカを通って、浜頓別へ向かおう。

今年のエサヌカ線は少し驚きがあった。この道、どこまでも続く直線が売りなのだが、彼方に見える風景も、海沿いなのに海も見えないし

ある意味どうでもいい道路だったエサヌカ線。今年は違った。

例年高く草が生えていて見えなかった海が見えるじゃないか。

それだけで走るのが楽しくなってくる。

浜頓別の街を通り過ぎていく。

クッチャロ湖には今年は寄らない。

頓別国道275号を南へ…

頓別国道275号は森を行く道…

ただし、白黒のクルマが藪の中に潜んでいて、突然追いかけてくる怖い道だ(^-^;