函館の朝はなんとか青空も見えていたけど...
函館の朝はなんとか青空も見えていたけど...
雨は降っていない。オープンで海沿いを走る。
それだけでも旅の満足感を感じる。
2日目 2011年7月17日 雨の日行き場を失って...
この函館湾の風景を眺めながら、さっき買ったセイコーマートのすじこおにぎりをかじった。
塩からいが美味しい。
空にはカモメが飛んでいた...
美瑛を通り過ぎて、そろそろ旭川と言う場所でようやく雨はやんだ。
なんとなく明日は晴れそうだった。なんとなく約770Km走った雨の北海道。
白神岬を出る頃には、雨は本降りになっていた。
国道226号線は日本海側を北上していく。土砂降りの中江差の街までノンストップで進んだ。
このまま日本海沿いを北上して小樽あたりまで行くか、それとももっと北を目指すか…
国道237号は樹海の中を行く道。延々と雨の中単調なドライブが続いた。
富良野に出ても雨はやむ気配がない。道道298号線を北へ。早めに旭川で休みたくなってきた。
途中、銀婚湯という有名な温泉がある。
ここで止まって小休止。
稚内の天気が明日は回復しそうだったので、行き先を旭川に決めた。
福島の街から再び海岸線に出る。
黄金道路を思わせるような、険しい海岸線を行く道。ロックシェードが延々と続く。この先が北海道最南端白神岬である。
旭川の夜は、仏蘭西亭と言う店でヒレステーキを食べた。
なかなか市内にステーキハウスが見つからなかったのだが、わりとリーズナブルで美味しかったデス。
函館湾の特徴的な風景であるセメント工場の桟橋が、まるで函館山までつながっているように見えた。
朝から雨だと思っていたのに、函館の朝は青空が見えていた。
天気予報では全道で雨の予報。どこへ行こうか決めかねていた。
朝ごはんに食べたい、セイコーマートのすじこのおにぎりをまずは買いに行こう。
恵山に向かうのかそれとも松前に向かおうか悩んだが、2005年の旅も雨の中松前に向かったのを思い出した。今日はきっと天気はもってくれるに違いないという変な確信があって、国道228号を南下したのだった。
静かな波音を聴きながら、沖の島へ続く桟橋のように見えるこの風景を愉しんだ。
淡い青空、かなたに霞む函館山、そして壮大な人工物である桟橋。これがこの日見た最も印象に残る風景となった。
たまに海沿いにクルマを止めたりして、旅は進まない。
目的地さえ決めてない。 海の向こうに函館山が霞む...
青函トンネルを越えて本州へ向かうコンテナ列車と並走する。
コンテナ列車のスピードに合わせてゆっくりと走っていく。なんか気分がいい。
しばらくランデブー走行を楽しんで、コンテナ列車は山中に消えていく。
知内の街から、国道226号は内陸へ入る。
福島峠は晴れていた。気分よく峠を走る。
このぶんなら、天候は回復していくかもしれない。
でも、この晴れ間から見た青空は、この日見た最後の青空だったのだ。
思えばこの白神岬にはろくな天気と時間帯に来たことがない。2005年は雨が土砂降りだったし、去年はもう真っ暗な夜だった。
海の先の竜飛岬からここは何度も見たことがあるのに、ここから竜飛岬は見たことがない。
江差から、函館に向かう国道227号線を行く。厚沢部と言う場所で左折して道道67号へ入る交差点での写真。
内陸部を走って、国道5号落部へ向かった。道道67号はなかなかいい道で交通量少なく快適に走れる道。
落部のICから道央自動車道に乗った。
雨は強く降りそそぐ。
サービスエリアで、昼食をとったけど何を食べたか覚えていない。
道央道の千歳恵庭JCTで道央道を夕張に向かった。
夕張のJAで超絶の美味さの夕張メロンソフトを食べようと思っていたのだが、夕張ではすっかり忘れて国道274号を東へ向かっていた。
日高の街から国道237号を北へ向かう。
占冠の街を通り過ぎていくのみ。
金山峠を越えていけば、そのまま国道38号へ出て富良野にたどり着く。
深山峠を越えて美瑛へ。雨は振り続くが、観光客はさすがに多い。
ボクは雨の美瑛を観光する気なんて起こらないので、そのまま旭川に向かって走る…
北海道全域どこを見ても晴れそうにない。
でも函館は青空が見えていた。かといって函館観光をするつもりもない。
あてもなく走ってみようか。行き先なんて道中決めればいいさ。
いつのまにか、最南端白神岬へ向かって走り出していた。