早春、海を巡る九州の旅 2009/3 九州
 

阿蘇へ向かって...

滝の風景を満喫し、桜を愉しむ。

朝は寒かったけれども、すこし春が来ているようだった。

竹田の街から、国道57号、県道640号で萩の里温泉へ行った。

ここからは森の中をどこまでも走る道。

国道265号から国道57号へ、阿蘇パノラマラインを登って行く。

どうも灰の臭いがすると思ったら、この日の阿蘇はいっせいに山焼きの日だった。

消防車が走り回る。あちこちで風に煽られて火事が起こっていた。

そして外輪山はこの煙だ。どうも天候不順から延期延期が続いていて、週末決行となったようだった。

灰が舞うこの日はあんまりオープン日和じゃない。

「風向きが南向きになったら悲惨な事になるな。」とおもいつつ、やっぱりオープンはやめられない。

草千里が浜の駐車場は満車だった。

灰が降り始める前に、阿蘇の走りを楽しんだ。

県道135号を走って、萩岳の頂上を目指した。ここからは阿蘇の眺望がすばらしいはずなのだが、登って行く道が見当たらない、通行止めになっている箇所が2カ所もあったのだが、たぶんそれが頂上へ続く道だったのだろう。

萩岳展望所の風景はかなり素晴らしいらしいので次回こそぜひ見たいものだ。

県道135号は森の中を阿蘇へまっすぐ進む道。快走路だと思っていたが、1.2車線の細い道が延々続いた。

かなり退屈な道である。

退屈な森の中の道を抜けると、国道265号へ出る。根子岳を前方に見ながら峠を下って行く。

とは言っても、阿蘇のどこに行ってもクルマは多かった。高森経由で阿蘇を周回してステーキを食べに向かった。

阿蘇の赤牛のステーキはあっさりしていて赤身が美味しい。

いつものレストランフジヤでいただく。

店を出ると、阿蘇五岳でも山焼きが始まっていた。

もう観光どころじゃない。

灰が降り注いでいる。

国道57号も熊本まで渋滞していた。

なんとも締まらないドライブの終わりだった。