旭川のホテルを5時に出発。国道39号(大雪国道)を進むが、あまりの霧で前が見えず「道の駅とうま」で小休止。再び走り出した6時の写真だが行く手は霧に霞んでいた...

大雪湖で国道39号を離れて国道273号に入る。

深い霧の中のドライブだった。

そして渡りきったところに、松見大橋を示すカンバンがある。

雲ひとつ無い青空になってきた。

ドピーカンの天気は苦手なのに...

もう少し雲っていいぞ~っと言いながら、樹海の中をまっすぐ走る

道を走っていく。

そして松見大橋を走る...

結構でこぼこの路面である。

毎回一気に走り抜けているので、今回ほどゆっくり見たのは初めてだった。

いつもはそのまま素通りする松見大橋を見下ろす場所。

有名な場所だが、私自身はそれほど好きな風景ではない。

逆光の太陽がまぶしい。

まぁ、誰が撮っても同じような風景が撮れる場所である。

森を抜けて、タウシュベツ橋梁の横に出た。

空は快晴、9月に入った湖面はそこそこの水位があった。

湖面に沿って、タウシュベツ橋梁が横から見える場所まで歩いていった。

大きな砂利が歩くと崩れて歩きにくい...

でも、この風景はこの木がツリーハウスでなくともすばらしい。

ほら、この通りだ。

草原に立つ一本の柏の木。

風に流れる白い雲...

それ以上に何か必要だろうか?

本当はなにもいらないのさ。

4日目 2008年9月9日  大雪を超えて、十勝へ。十勝の海岸を巡る旅

9月9日は霧のスタート

タウシュベツ橋梁への道

崩壊しつつある風景、旧士幌線タウシュベツ橋梁

旭川で宿泊したボクは、大雪国道、糠平国道を越えて十勝へ向かった。

2年ぶりのタウシュベツ橋梁から十勝平野、そして十勝の海岸線を巡る。

昆布刈石の海岸段丘にまっすぐ続くダート。左手にどこまでも広がる牧草地。

北海道の原風景を見たような気がした...

白樺の森の中を行く国道273号。

たしか、昔ここがダート国道だった頃走った事がある...

忘れていた記憶がよみがえった。

そのころは松見大橋も無かったし、三国峠のパーキングも無かった。

タウシュベツ橋梁への入り口、糠平三股林道の基点へ到着。

ここからはダートだ。

幌を閉めて、砂埃に対して準備をする。

東京で買ってきたベアベルもトランクから取り出した...

ダートは夏の観光シーズンで掃き清められたのか、すこぶるフラットで調子よく走れた。

3年前に来たときは、車高短のS2000がぶつかりそうな大きな石がゴロゴロしており、石を除去しながら走ったのだった。

駐車場と言うか、道が単に広くなっているような場所にクルマをとめて、ベアベルを腕につける。

そしてタウシュベツ橋梁へのぬかるんだ道を歩き出す...

森の向こうが見えてきた...

まっすぐ士幌線の線路が続いているように見える。

昔、鉄道がタウシュベツ橋梁を越えて、この歩いてきた森へと走り去って行ったのだ。

なんだか、SLが走ってくるような気がした...

牧場へ向かう道で

まぶしい太陽、厳しい環境に崩壊し、痩せて行くコンクリート橋...

また、湖そのものもダム湖。つまり人工物だ。

この風景は人が作り出したもの。

独特な山々が連なる、糠平湖の西方。

屏風山1291mという山らしい。その前にあるいくつかの山の名前は調べても判らなかった。

タウシュベツ橋梁をから、糠平三股林道を戻って再び国道273号を進む。糠平の温泉街を越えて上士幌へ。

道道806号は大きな牧場へ続く道。

行く手の雲行きはあやしいが、なんとも爽快な道が続く...

今日の目標の一つが士幌牛なのだが、これはたぶん乳牛...

草原の一角にあった倒木の近くにたむろっていた。

なんとも不思議なハイコントラストな風景だった...

結構盛大に雲が出てきた...

タウシュベツでもこれほどはいらないけど、少しは出てくれれば良かったのに。

牛を撮った真後ろの風景がこれだ。

レストハウスのある展望台付近は少し暗かった。

雲が広がっていたから...

十勝平野が広がる風景。

雲にさえぎられた太陽が抵抗して、雲を印象的に照らしていた...

トラクターと看板。

ナイタイ高原牧場のシンボルなんだろう。

レストハウスはまだ営業していない。

まだ、9:30だったのだが、タウシュベツで結構歩いたせいか空腹だった。

さて、帯広に向かっておなかを満たすとしようか。

今から向かってちょうど昼頃になるだろう...

標高1150mにある三国トンネルを越えた...

霧が晴れ、快晴の空が現れた。

三国峠のパーキングにクルマを止めて、しばし休息。

まさか、こんなに晴れるなんて...

うれしい誤算だった。

橋を真横から望遠レンズで引き寄せる。

崩壊は結構進んでいるようだった。

湖面に写りこむコンクリートの橋

背後にどこまでも続く森、そして山々...

この風景を目に焼き付けよう。

ツリーハウスのある風景

さて、帯広へ向けて出発したのだが、牧場の快走路は数台のバイクが道をふさいで走っていたので、もともとは立ち寄るつもりが無かったツリーハウスへ向かうことにした。

Z4Mをとめて目の前に広がっていたのはこの風景。

青空も広がってなかなかの風景だ...

このツリーハウス、ネスカフェゴールドブレンドのCFで作られたものらしい。

解説する看板はこういう風にたっている。

まぁ、とにかくこのツリーハウスは立ち入り禁止らしい。

うーん。この階段はかなりやわそうだ。

ここを観光客がひっきりなしに上り下りするにはムリがあるね。

このツリーハウスって、釘で止めてあるのだろうか?だとするとちょっと酷いね。木がかわいそうだ。

ロープやツタなどで結んであるようなところは無いので、たぶん釘なんだろう...