11月の3連休、四国に行ってみようと思ったのは前日の10月31日の夕方だった。

漠然と四国の北海岸をずっと走ってみようと思った。

鳴門海峡を越えて、瀬戸内海を右に見ながらひたすら海岸線を行くドライブです。大串岬から見る小豆島の美しさ、透き通る瀬戸内海、そして白眉は浦島伝説の紫雲出山からのこの風景。まるで浦島太郎が竜宮城からもらってきた玉手箱から出た煙がまさにこの日見た雲のようじゃないか...

四国の旅の始まりは鳴門海峡から...

明石海峡大橋を渡ったのが7:20だった。天気は快晴いい感じ。

このまま鳴門大橋を8:05に通過して、ようやく四国へ。ちょっとかなりへろへろの状態。

やはり旅はいつも出発が一番辛い。仮眠1時間だけで四国北岸を巡る旅に出発だ。

鳴門北ICで高速を出て、県道11号を北へ砂浜から大鳴門橋を望む。

朝のまぶしい空が気持ちよかった。

引田の街から県道122号に入る。安戸池の横を走る。

ここはハマチ養殖漁業発祥の地らしい。ここ引田の漁業はハマチから始まって、タイ、ノリなどの養殖漁業が盛んな所なのである。

1日目 2008年11月1日 四国の北岸を一気に走ろう...(たぶんムリなんだけど)

瀬戸内の県道巡りと大串岬の風景

大鳴門橋へは向かわず、そのまま海岸線をトレースする旅へ。

県道183号鳴門スカイラインへ向かった。

途中にあるドライブイン廃墟から大鳴門橋を望む。

対岸の南あわじの山にも風力発電が増えている。ちょっと最近はこの風車の風景は食傷ぎみである。

鳴門スカイラインのハイライト、四方見橋も一旦停止してコンデジで写真を撮っただけ。

かなりの手抜き。さていよいよ国道11号に入って瀬戸内海沿いを巡る旅に出発。

大串岬を出て、県道135号から国道11号へふたたび戻る。

ここで道の駅「源平の里むれ」に立ち寄った。海鮮食堂じゃこやで少し早めの昼食を取った。

いつも食べれる時に食べておかないと、昼食抜きのドライブになることが多いのだ。

この道の駅には高松琴平電気鉄道3000形335号が屋外に上屋・プラットホーム付きで静態保存されていた。なんと大正15年製造で平成15年まで77年間走り続けたそうだ。

屋島へ向かう...

さて、この牟礼から屋島はすぐそこだが、ボクの旅は海沿いを巡る旅ゆえ、県道36号で旧庵治町を巡らなくてはならない。

ここは特に半島の名前は無いようだ。北の端の竹居岬は四国本土の最北端である。

このあたり海が綺麗で最高だった!

挟路を抜けると、潮越海岸という砂浜に出た。

静かな海岸だったので、車を止めて海岸に出てみた。

そして、県道122号を津田の松原まで走った。ここにクアタラソという温泉施設があるので、入っていこうと思ったのだけどまだ営業していなかった。

なので、松原を散策。白砂の海岸が綺麗な海岸だった。

この先海沿いを進むのは、県道136号線、そして県道137号に入って大串岬を目指した。県道136号はツーリングマップルにはところどころ狭いと書かれているが、137号に入った方が狭い感じ。

大串岬の先端は自然公園になっていて芝生が広がる公園になっていた。大串温泉もここにあるのだが営業は午後3時からということでまた温泉には入りそこねた。

芝生の広場の先にある展望台に歩いていくと、小豆島が一望できる。

海が青い。雲ひとつ無い空。開放的な絶景だ。

県道36号から屋島を一周する県道150号をくるっと走って、屋島ドライブウェイを登っていく。610円

スイマセン。中腹近くにある実際には上り坂なのに目の錯覚で下り坂に見えるというミステリーゾーンはもう何度も来ているので素通りです<(_ _)>

さて、屋島山頂からの展望を見てください。少し北嶺が邪魔なんですが、女木島、男島が浮かぶ北西の方向です。

高松港を見下ろして...

高速道路はあまり順調じゃなかった。7時阪神高速を西へ向かっている。中国道は6時で事故渋滞40kmとの表示だったのだ。

第二神明道路経由で神戸淡路鳴門自動車道へ向かう。垂水ICの複雑さは地図で見ると感じるけど、走ってみると結構スムーズだった。

播磨灘を右に見ながら、快調なドライブが始まった。引田までこの国道11号のシーサイドドライブが続く。

安戸池を過ぎると県道122号はかなり狭い道路になる。

与治山を越えて行く。海沿いを走っているのだが海は見えない。

沖に見える二つの岩礁は双子岩と言うらしい。ちょっといかにも過ぎるネーミングに笑ってしまった。

そして、大串狼煙場跡と野外音楽場に降りていく階段から見た風景は忘れられない。

正面に小豆島白浜山。ここから見た小豆島は雄大でとても島のようには見えなかった。

草木の緑そして黄色、青い空と海のコントラスト。

ここから見た風景が大串岬での最高の風景だろう

竹居観音寺付近の笹尾海岸の風景。

ボクは讃岐の海がこれほど綺麗だなんて思ってなかった。

正面は小豆島だ。

瀬戸内海を行き交う船のなんと多いこと。

防波堤に座って船を見ながらティータイム。

そういえば、映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地はこの庵治町だったそうだ。

この映画、ストーリはイマイチでも映像美としては素晴らしい映画だったような記憶がある。

ここで出逢ったロケ地巡りをしていると言う女性をこの海岸から、これまたロケ地だという皇子神社まで乗せた。

写真を送ってあげる約束をしたのだが、メールアドレスを書いた紙を無くしてしまった。すんません

かなり素敵な方だったので、旅なんてうっちゃらかして一緒にロケ地巡り(ガラじゃないけど)でもすりゃ良かったかもね。

メールアドレスまで無くしちゃっては後の祭りである。

下りは、さっき回ってきた庵治町の風景。