冬の終わり、九州の旅 2007/03 九州
 

呼子の町を越えて...

遊歩道が海に向かって続く...

沖に浮かぶ加唐島、松島のかなたには壱岐が見える。

七ツ釜を出て4Kmほどですぐに呼子の町についた。

呼子は朝市が有名だがとっくに終わっている時間。

事前に何にも調べていなかったので、そのまま通過することになる。

古い町並みを縫って国道は走る...

加部島側の支柱から橋を見上げた。

まぶしい太陽に蒼い空。橋を支えるワイヤーがハープの弦のように見える。

呼子大橋の下にある弁天島へはオレンジ色の弁天遊歩道が続いている。

美しい海を堪能できる遊歩道だった。

加部島の風の見える丘公園からの呼子大橋の眺望。

うーん美しいな。

風の見える丘公園自体はこの眺望を見る以外何もないところです。

加部島を突っ切るまっすぐな農道を突き当たり(関西弁だとどんつき)まで走って左折すると、道路はどんどん狭くなり1車線道路となる。

その狭い道を入っていくと突然視界が開けた牧場に出る。

牧場の端にあるキャンプ場まで道路は続いているが、途中大きな穴がありZ4では通れそうに無かったので、最初にあったパーキングにクルマを停める。

加部島の最果ての牧場にて...

あまりの美しさに事故発生...

タイヤがもげちゃってます。

運転中のよそ見は厳禁。美しい風景は停まって楽しまなきゃね

牧草地にぽつんと一基、小型の灯台が建つ

杉の原放牧場を散策

蒼い海と青い空、枯れた牧草地...

なんともいえない風景が広がっていた...

呼子大橋は呼子と加部島を結ぶ大規模な橋。ハープ形式の

PC(プレストコンクリート)斜張橋である。全長は728mで、コンクリート斜張橋としては支間長250mは日本一の長さだという。道路は国道でも県道でも無く、農道らしい。

加部島農道と呼子大橋の欄干に書いてあった。

この牧場は杉の原放牧場と呼ばれる。

ここは普通の牧場とは違い、16戸の農家が持つ牛を共同で放牧して運営しているそうである。牛は佐賀牛(伊万里牛)として出荷される。

写真の左に見える東屋が一つ前のトピックで出てきた場所です。

しかし、この写真のガードレールの柵はちょっとヤメテほしいなぁ...

まずは、キャンプ場方向に向かって、それから海沿いを戻ってくる事にした。

写真左側に見える道路をずっとまっすぐ歩いていく...

キャンプ場側にある東屋で少し休憩。

遠くに見える山々は糸島半島だろうか?

ここから牧場の中を歩いてクルマを停めた駐車場へ戻っていく事にする。

国道204号を離れて、加部島へ向かう。

このあたりは地図を見ると、秀吉の朝鮮攻めの際に武将が陣を作ったと跡が点在している。ちなみにこのあたりは伊達政宗の陣があったところ。

名護屋大橋の向こうは徳川家康の陣跡がある。

そしていよいよ呼子大橋を渡る。

快晴だし、この後向かう海沿いの牧場が楽しみだ...

呼子大橋、美しいハープ橋

このあたりはツイタ鼻と呼ばれる岬である。

牧草地に大きな石が、デンと置かれていた。

大きな石、空には白い雲。

どうしていつも、こういう風景に惹かれるのだろうな?

この蒼い空のもと、牛たちは束の間の人生を楽しんでいた。

そう、彼らは肉牛なのだ...

なんとなく、この風景も悲しいもののように思われてきた。

クルマに戻って、狭い一車線の道を戻る。

途中、VW GOLFと鉢合わせ。離合するのに、あちらのほうが近いところに離合場所があったのだが全く動こうとしないので、こっちがバックしてあげた。

男一人のツーリングのようだったが、何の挨拶も無かった。窓さえ開けずに通り過ぎて行った。

ちょっと悲しい気分になるね。

牧場の海辺を歩き出す。

このように遊歩道はきれいに整備されている。

海上に浮かぶ島は小川島である。

正面に加唐島(かからしま)を望む...

加唐島は椿の名所として、古く日本書紀にも出てくる島だという...

この放牧場はこのような切り立った岸壁に沿って開かれている。

本当に海が蒼い...

感動の連続だった。

蒼い海とまきばの風景...

牛が草を食み、気がついたようにたまにモォ~と鳴く。

そんな風景を見ながら、お茶を飲む。

なんとなくしあわせな気分になるね。

海の上の割烹料理屋へ...

呼子大橋に程近い海の上に浮かぶ割烹料理屋。萬坊である。

海が美しいこのロケーション。この風景をみたらここを絶対素通りは出来ないよね。

呼子の町の写真にも萬坊のカンバンがあったのを覚えている人はいるかな?ここの姉妹店の呼子朝市店である。朝市をやっている早朝からこの店は営業していて、海の幸の朝食を食べられるそうです。

海上の渡り廊下を歩いて店に入る。

確か11時過ぎに店に入ったと思うが、既に6名待ち。

この日は日曜日だったので、早めに来てよかったかも。12時過ぎれはすごい人かもしれないな。

そういえば入ってくる道路には交通整理をするガードマンまでいた。

当然ここの名物メニュー いかコース+鯛めし3,045円を頂く。

この透明ないか。食べると甘いんです。

夢中で、一気に食べてしまいます。もっと欲しいくらい。

そして、残った軟骨と足は...

すぐにてんぷらにしてくれます。

これがコリコリ、揚げたてで本当に美味しい...

あ~キテヨカッタ...

いかシュウマイもこの店が元祖とのこと。美味いよ~

食後は店の裏にあるいけすに行ってみました。

バックには呼子大橋が見えます。

店のWebによれば、ここが日本で最初に作られた海中レストランとのこと??

そんなことは別にしても、最高のロケーションにあるこのお店、絶対のおススメです。

12時過ぎに店を出るときにはフロントは大混雑。1時間以上待ちだったようだ。

早めに入店してよかった。

大満足で店を出て、伊万里へ向かう。

「萬坊」 このお店のWebサイトは...        http://www.manbou.co.jp/