3日目の旅は宗谷岬から。

オホーツク海沿いを南下し、サロマ湖を一望して能取岬へ。

毎年一番楽しみにしている風景を味わって、美幌峠、そして野付半島まで。

とことん走った一日だった。

早朝の宗谷丘陵へ...

3日目 2009年9月2日 オホーツク海沿いを南下、大好きなあの岬を目指して...

プロペラが林立する丘が見えてきた...

宗谷の漁師町。

路面は濡れていた...

AM5:06 国道238 夜明け前...

宗谷丘陵を目指す。

まっすぐな道

そして気温は摂氏9度だった...

宗谷国道でもっとも爽快なルートを行く...

Z4Mの後ろを走るS2000からOh!さんに撮ってもらった写真だ。

天気がさえないのが残念だが、オープンドライブが爽快さを増幅する。

あぁ、青い...

一昨年来た時も、この青い風景に感動したのだ。

正面には月が見えていた...

このクッチャロ湖は湖とつく湖沼では日本最北だ。

オホーツク海沿岸の湖は砂州によって海と隔てられた海跡湖が多いが、このクッチャロ湖も海跡湖である。

湖の平均水深1.5mと比較的浅く、最深部でも2.5mだという。満潮時には、3Km離れたオホーツク海から海水が入り込むのだ。

岬からオホーツク海を写真に撮る友人のOh!さん。

普段は一人で旅を続けている二人だが、今回は愛車で北海道初ツーリングのOh!さんを先導する形で旅を続ける...

宗谷国道をさらに南下。

天気はすこぶる良い。

サロマ湖に近づいてきて、Oh!さんにある場所に行くかどうか確認した。

そこへ行くにはある覚悟が必要とも伝えたが...

答えは「行ってみましょう!」だった。

ある覚悟とはこの写真の通り...

フラットダートの道が10Km続く。クルマは砂まみれに...

写真は調子に乗ってグラベルを疾走するZ4Mです...

北方を望む...

海と湖を仕切る砂嘴は長さ25km。

青いサロマ湖、空も青い...

そして浮かぶ白い雲。

そしてサロマ湖東岸を望む。

こちらにはワッカ原生花園がある。

しかし、10-22mmの超広角でもまったく画角に入らない。

まぁ、そりゃそうだ面積は約152kmで、琵琶湖、霞ヶ浦に次いで日本で3番目に大きい湖なのだから...

小鳥が飛び交っていた...

タヒバリだろうか?...

北見神威岬燈台の前には駐車スペースがある。

そこにクルマを停める。

晴れ渡った空、岬になだれ落ちるようにせまる絶壁...

宗谷丘陵は地中水の凍結、融解の反復作用で形成された周氷河地形。

稀有な風景を楽しむにはこのプロペラはじゃまかもしれない。

渡り鳥への影響も指摘されている。

それにしても晴れた宗谷丘陵を楽しめなかったのは残念だった...

昨年見た風景を期待して道道889号に入る...

残念ながら、雲と霧に遮られ日差しは無かった。

宗谷丘陵にウィンドファームが出来た事は良い事なのだろうか?

昨年は異様な風景に圧倒されたが、そもそも4年前には工事が始まったばかりでこの風景は無かったのだ...

浜頓別のセイコーマートで大好きな大きなおにぎりを買った。

店の前で、ロードスターに乗っているという地元の若者と少し話をした。

そしてクッチャロ湖畔にやってきた...

湖畔のテーブルで温かいお茶とおにぎりの朝食をいただく。

クッチャロ湖はいつ来ても透き通る青さの湖面が印象的だ...

北見神威岬公園に立ち寄ってみた。

岬の全貌が良く見渡せる公園だ。

ぜひ一度流氷の岬が見てみたい...

到着したのは、標高376mの幌岩山にあるサロマ湖展望台です。

湖のほぼ中央に位置していて、これより高い山が付近に無いため眺望は抜群です。

これはサロマ湖の西の方向を望む写真です。

卯原内のこの日本一の群生地。

観光地なのだが、意外に人は少なかった...

写真だけだとひとりじめのように見えるね。

空が蒼い...

能取岬が楽しみになる天気だった。

宗谷岬、そして南下...

宗谷岬に降りてきた...

オホーツクの海には雲が広がっていた。

Oh!さんとこの先のルートを相談して一気に南へ向かう事にした...

霧が晴れたところを後ろを走るS2000を狙った。

なんとなくここから晴れてくるような気がした。

まもなくクッチャロ湖に着く...

ポロ沼の先に続くエサヌカ線を走る...

曇天の中、何も無い道を行く。

前方には霧が立ち込めていた...

湖の周りは、キャンプ場として整備されている。

一度ここでキャンプをしてみたい。

今気づいたが、一昨年にはあった丸太で作られたクッチャロ湖のカンバンが無くなっていた。

ある意味シンボル的なものだったのだが...

宗谷国道を南下し、まもなく枝幸町に入る。

神威岬は猿払村と枝幸町を分けている...北海道には江差と枝幸の二つの「えさし」町がある。

国道238号をそれて、岬を通る旧道を行く...

右の土手が斜内山道(しゃないさんどう)国鉄興浜北線が通っていたところである。

真偽のほどは良くわからないが、この北見神威岬は襟裳から始まる日高山脈から延々続く山並みの北端と言われている。

サロマ湖展望台のパノラマ

サロマ湖とオホーツク海を隔てる砂嘴を300mm望遠で引き寄せた。

2艘のモーターボートが湖面を疾走していた。

この展望台には道の駅サロマ湖から登山道があり、徒歩で登ることもできる。

9月の能取湖は紅く染まる...

サンゴ草は7月には普通の緑の草だが、8月末にはその姿を紅く染めるのだ...

紅く染まる能取湖へ...

赤い湖面に青い空...

ふつうはありえない風景。