2007年11月23~26日の3泊4日で行った、豊後水道を挟んだ東西、九州四国のリアス海岸をめぐる旅です。
豊後水道は日本でもっとも水揚げされる魚の種類が豊富で、佐賀関の関アジ・関サバや臼杵のふぐなどに代表されるように美
味しい魚がいっぱいです。また、「佐伯の鮨は世界一」と自称で言われるほど種類も味もすばらしいのです。
絶景のリアス式海岸を、くねくねまわる細い道を、Z4Mで巡る旅です。
お楽しみに!(と言いつつ、食べ物の写真はろくに撮って無いです...すんまそん)
2007年11月23~26日の3泊4日で行った、豊後水道を挟んだ東西、九州四国のリアス海岸をめぐる旅です。
豊後水道は日本でもっとも水揚げされる魚の種類が豊富で、佐賀関の関アジ・関サバや臼杵のふぐなどに代表されるように美
味しい魚がいっぱいです。また、「佐伯の鮨は世界一」と自称で言われるほど種類も味もすばらしいのです。
絶景のリアス式海岸を、くねくねまわる細い道を、Z4Mで巡る旅です。
お楽しみに!(と言いつつ、食べ物の写真はろくに撮って無いです...すんまそん)
どこへ行こうか?あての無い旅に出る...
明日から3連休、そして+1日の休暇を取った。旅に出ることは決めていたのに、仕事が終わり、家についても行き先は漠然としていた。日付が23日に変わった頃、決まり事としてZ4Mに乗り込む。行き先は決まっていなかったが、ノーマルタイヤゆえ西へ向かうのは必然だった。
東名に乗る前に用賀で給油したかったが、ガソリンスタンドがマツダロードスター6台で埋まっていた。時間がかかりそうなので給
油せずに出発...
走り続けながら頭の中は、どこへ行こうか...の繰り返し...
そのまま浜名湖SAまで走って給油。燃費は11.85Km/Lだった。さらに、東名->名神->中国->山陽と淡々と走った。四国に渡ろうか?九州まで行こうか?
それとも下関から中国地方を巡ろうか?
四国に渡るしまなみ海道への分岐前の福山SAで給油中にようやく行き先を決めた。
大分だ!大分南部のリアス式海岸を走ろう。佐伯で鮨を食おう!
目的地も決まって、一気に関門橋を越える。
小倉東ICで高速道路を下りて、流れが良くない問題の国道10号を南下する。国道10号のバイパスとして使えるとネットでも話題だった、京築広域農道と宇佐豊後高田三光広域農道をところどころ使って宇佐別府道路に入る...ちょっと迷ったりして、広域農道自体はいい道だったが結果的に速かったかどうかは疑問だった。ちゃんと調べておけばよかった...
まもなく大分自動車道と合流する日出JCTである。
時間は14:00になっていた...
別府湾サービスエリアで
東京から1,200Km走って別府湾サービスエリアに到着。
かなり疲れ気味...
このサービスエリアには初めて立ち寄ったが、別府の街が一望できてなかなか良い。
全国のサービスエリアでも最上級の展望だろう。
夜景もたぶんきれいだろうな...
とんがった山はサルで有名な高崎山である...
このあたりの大分自動車道の周りには樹木は無い。
猫が岩山 という、一面草原の山の真横を走っている...
この 猫が岩山 は山そのものが自衛隊十文字原演習場内にあるため登山できないらしい...
さて、体力は限界だが先を急ぐ。
今日の目的地はここから60Km先にある。
関崎へ再びやってきた
大分自動車道を大分宮河内ICで下りて、県道35号から佐賀関へ向かう国道197号を走る...
左手に海を見ながら佐賀関港で左折、二本の大煙突で知られる日鉱金属佐賀関精錬所の横を通って関崎へ向かう狭い道県道
635号に入る。
15時15分ころ関崎海星館に到着。お腹が減っていたので併設のお食事処あまべ家で、関アジ関サバ定食を頂く。美味でした。
これはご飯を食べた後に撮った海星館。16時頃だった...
この時間、灯台には陽の光は届いていない...
豊予海峡に浮かぶ高島が夕日を浴びていた。
なんて色彩なんだろう...
海峡に浮かぶ白い漁船が夕陽に照らされ浮かび上がる...
速吸の瀬戸は、アジ、サバ、太刀魚、ブリ、イサキ、タイ、カレイ、イカ、メバル、フグなどの多彩な魚種が来遊する日本有数の漁場。
ここの漁は一本釣り漁法。効率は悪いが、魚の疲労を最小限に抑えた状態で水揚げできるそうだ。
関崎から南方の四浦半島を望む...
明日はこのリアス式海岸をめぐる旅に出よう...
空気がすんでいて、どこまでも遠くが見えた。
寒くは無い。
どちらと言うと、この季節としては暖かい夕暮れだった。
黄昏の佐賀関漁港
関崎から南岸に下りていくと、黒ヶ浜という海岸に出る。
ここにクルマをとめて、しばし海を眺めていた...
夕暮れの美しい海辺を行く道...
黒が浜から佐賀関漁港へは、波打ち際を行く細い道が続く。
一車線の道が終わると佐賀関漁港に着いた。
夕暮れの漁港は静まりかえっていた...
ホテルにチェックインして、夕飯は近所の小料理屋に入った。サバと太刀魚の刺身に焼酎を飲んでホテルに戻る。
TVをみたら、ちょうど「歌姫」というドラマをやっていた。土佐清水が舞台のドラマだ。
ロケは南房総が多い様だったが、ちゃんと四国でもロケしたのだろう。土佐清水や中村付近の風景が印象的だった。
決めた。この旅の終わりは土佐清水へ行くのだ...
ほろ酔いで適当なことを言いながら眠ってしまった。
漁港へZ4Mを止め、宿を探した...
この日は鶴崎駅前のホテルに泊まることにした。
国道197号を西へ20Km。
夕刻の鶴崎橋は今日も渋滞だった...
1日目 2007年11月23日 あての無い旅への出発...
二ヶ月前に来たこの場所へ再びやってきた...
この日の大分の日の入りは17:08だった...
日没1時間前の風景。
速吸瀬戸を見下ろす...
夕陽に照らされる高島、そしてはるかに佐田岬が見えた...
関崎から南方の四浦半島方面を見る...
島は沖無垢島、地無垢島だろう。
臼杵と四国の八幡浜を結ぶ四九オレンジフェリーの105便と204便がちょうどすれ違っていく...
関崎灯台で迎えた夕暮れ
関崎海星館から関崎灯台へは長い階段を下りていく...
木々にさえぎられ、既に太陽は届かない。
灯台の前に立つ。
木立の背景に蒼い空、そして白い灯台...
関崎海星館の向こうに日が落ちていく...
空が黄金にかがやく...
岬へ向かおう...
速吸瀬戸を望む...
下に見える灯台は関崎灯台。
この海峡に旗を立てた漁船が行き交う...
佐賀関漁協の漁船は関アジ、関サバを一本釣り漁法で捕らえる。
海流の流れ速いこの海峡...
蒼が美しい夕暮れだった...
再び木々に覆われた暗い階段を登った...
海星館から、速吸瀬戸を振り返った。
水平線は山吹色...
正面の空には月...
風が強くなってきた。
等間隔にならんだ風車が、カタカタ音を立てて回っていた...