落石岬灯台ほど感動的なアプローチを持つ灯台は無いだろう。
アカエゾマツの林の中を木道がつづき、天然記念物のサカイツツジやミズバショウ、ワタスゲなどが自生する平原を越え、再び森を抜けると感動的な風景が広 がっている。ボクはこの灯台へ続くアプローチの感動を当時のBlogにこう書いている。
ヴァージニア・ウルフの「灯台へ」という小説を知っていますか?
この小説の舞台はスコットランドのスカイ島。
荒涼とした草原、切り立った 断崖、霧に霞む海岸線。
まさにここ落石岬灯台の風景は、この小説に出てくるスカイ島の風景そのものだ...
2Km 続く森の中の木道を抜けるとこの風景が広がる。
草原の先は断崖の海岸線。
海面を覆っていた霧。空を流れるすじ雲、心地よい風。
なんてすばらしい風景。
穏やかな天気の日、この場所はすばらしい。
次に来るときはここでヴァージニア・ウルフを読んで過ごそう。
誰もいないこの灯台で...