或る、あたたかい冬の朝である
しっとり濡れた遠浅の砂浜
ボクは裸足で海辺を歩く
足元にあざやかな蜜柑色
どこから流れてきたのだろう
海辺の木々から落ち、旅に出た蜜柑なのだろうか海を眺めながら蜜柑の故郷を考えていた...