どこまでもどこまでも北へ走って、馬が放された岬にたどり着く
秋空にはうろこ雲が舞っていた
ここは尻屋崎、本州の北の果て...
寒立馬と呼ばれる大きな馬はここで草を食み、海を見つめて佇んでいる
ボクがカメラを向けると、いままで身じろぎもしなかった寒立馬が
突然北に向かって歩き出した
背後には白亜の尻屋崎灯台が聳えていた