日本最高のドライビングロードを探して...Challenge to find Driving Heaven
 

伊豆スカイラインは静岡県田方郡函南町の熱海峠から同県伊豆市の天城高原へ至る、伊豆半島を縦走する総延長40.6kmのドライビングロードだ。当初の計 画では、天城高原から西へ下って天城峠、そして仁科峠に上り土肥峠、戸田峠を通って大瀬崎に至る壮大な計画だった。このルートを見てわかるように、仁科峠 -土肥峠間は県道411号西天城高原線、土肥峠-戸田峠間は西伊豆スカイラインとして開通しており、計画通りすべてが完成していればとてつもないスカイラ インルートが実現していた事になる。

40.7Kmの伊豆スカイラインは、伊豆への空からの出入口であり、富士に見送られ温暖で風光明媚な伊豆ドライブの出発点ともなっている...

1位 伊豆スカイライン

早朝、伊豆へ向かって伊豆スカイラインを南下する

夜明けの空、透き通った空のグラデーション

富士を背に山の稜線を南へ...


そして伊豆を駆け抜け、北上する夜

星空に、散りばめる街の灯り、富士のシルエット

星空の道を帰路に着く...


朝風、夜風、感じて走るこの道は

美しい伊豆への空からの出入口

冬の伊豆ドライブ

夕暮れの伊豆スカイラインを走って帰路につく...

オレンジ色に染まった雲

みずいろの空に浮かぶ

まだ16時だと言うのに路面凍結注意のアラームが鳴った

冬のドライブだ...

オープンで走って来たボクに、

「見ているだけですごく寒そうですよ」と

となりで夕陽を見ていた素敵な女の子が言った...

伊豆スカイラインは標高635mの熱海峠から始まる。富士を右手に望んだ雄大な風景の中、高速ワインデングで南へ向かっていく... アップダウンと緩やかなコーナーの組み合わせは爽快さ抜群で、右手に駿河湾、左手に相模湾を見下ろしながらコーナーをパスしていく...

展望台がある滝知山から玄岳ICまでは特に富士の眺望が素晴らしく、このとびっきりの風景のなか高速ワインディングロードを愉しめるこの道は、まさにドライビングヘブンと言えるだろう。

玄岳IC先の右コーナー先の空へ向かうストレート。アクセルを床まで踏み込んでカタパルトのようにZ4Mを加速させる。右手に富士が見える。玄岳に沿って 左コーナーを曲がって中速コーナーが続く。玄岳を越えて池の向駐車場まで裾野市から立ち上がる富士の雄大な風景がずっと続く...

この区間はまさに伊豆スカイラインのハイライト。特に夕暮れの北上ルートは朱に染まる富士を左前方に見ながら高速ワインディングが楽しめる。

玄岳付近は伊豆スカイラインで最も標高が高い720mから徐々に標高を下げていく。韮山峠ICから料金所の無い山伏峠ICまではクマザサ続く風景だが、山 伏峠から亀石峠では森林の中を走る道に変わってくる。この区間には伊豆スカイラインで最もスピードの出る1.2Kmの直線区間があり、GWなどはビデオ撮 影による取締りが行われるので注意が必要だ。

伊豆スカイラインは北上ルートが好き

韮山峠を越えると富士山が見えてくる

西丹那のパーキングを越えて、玄岳ICへ下るストレート

なぜかここで撮った写真が何枚も残っている

飽きること無く何度も走った道

あまりここでクルマをとめる人はいないようだ

この天空を駆けるスカイライン

走ったことがある人なら

このストレートを走って見た風景が目に浮かぶはず

左に富士、右に相模湾

風を切り北へ

亀石峠ICは昔は給油所もレストランもあった立派なサービスエリアだったのだが、今では給油所は無くなり行楽シーズンに屋台が出る程度の場所になってしまった。現在もクルマやバイクのオフ会で賑わうことはあるけれど、過去に比べれば寂しい限りである。

風景がお目当てな人はここまで南下すると伊豆スカイラインに魅力を感じないようだが、ドライビングそのものを愉しむ人には亀石峠から南のルートはさらに楽 しいルートになってくる。冷川ICまでの14Kmは中低速のコーナーが続くテクニカルなエリア。巣雲山までは上りのワインディング、そして冷川までは下り の小刻みなワインディングが続く。巣雲山付近のパーキングからは富士や南アルプスが見通せる展望ポイント、そして名物の風情ある「峠の茶屋」がある。

冷川ICから終点の天城高原までは上りの中高速セクション。標高176mの冷川ICから一気に632mの天城高原まで駆け上がる。緩やかな上りのコーナー とそれをつなぐ直線はアベレージスピードは高くなる。またこの付近は鹿の出没が最も多い区間であり注意されたい。threetroyは伊豆スカイラインで 2回鹿と激突している。幸い大事には至らなかったが、大きな雄鹿とぶつかったらタダではすまないはずである。

中伊豆リハビリテーション病院や宗教法人真光文明教団付近では開けた直線道路、天城高原へ上っていくストレートには万天の湯という温泉もある。山の中のワインディングを駆け上がればまもなく天城高原ICにたどり着く。

この40.7Kmを一気に駆け抜けるのはかなりタフだが、様々なコーナーと風景の移り変わりがドライバーを飽きさせない。

伊豆半島を走り楽しんだ夕刻に、この天城高原から北へ向かって帰る。

森林のワインディングを駆け抜け、稜線の緩やかなコーナーの前方に見えてくる富士の姿。

誰もが感動する風景の中、ドライビングの喜びを感じて天空のスカイラインを行く。

何度走っても飽きる事の無い、ドライビングヘブンがここ伊豆スカイラインである。

夜明けのスカイライン

ふと見上げた空は

雲がボクより先に走り出していた


夜明け少し前の伊豆スカイライン

すこし開けた場所にクルマをとめた

天空を行くスカイライン

東から光が届いたら

ボクは走りだすつもりだった


ふと空を仰ぐと、雲が流れていた

風にのって走り出していた

置いて行かれないよう

雲を追いかけて走ろう...

夜明け少し前のスカイライン

消えゆく星空と街の灯り

富士が現れ、そして朝がやってくる


夜明け前の伊豆スカイラインに駆け上って

朝が来るのを待っていた

しだいに明るくなってくる空

消えゆく星空と街の灯りを眺めて時を過ごす

暗かった空に富士が山容を現す

雲ひとつ無い朝になりそうだった...

星空を仰ぎ、散りばめる街の灯りを眺めて

駆け抜けた夜のスカイライン

峠のゲートが休日の終りをつげていた

伊豆の海と山を、駆け抜けた一日の終わりに

星空を仰いで伊豆スカイラインを走った

尾根を走る道、眼下に広がる夜景

街灯りに照らされた富士山のシルエット

 冷たい風が心地いい夜のオープンドライブ


この峠のゲートを越えれば

ボクの休日は終わる

街の灯りに向って峠を下って

現実の世界に戻っていくのだ