南九十九島の絶景 展海峰
南九十九島の絶景 展海峰
シーズンオフの海岸には誰もいない。
風が強く吹き付けていた...
神崎鼻から県道18号、県道139号、県道11号を経て佐世保市内へ。
さらに俵ヶ浦半島へ向かった。目的地はこの展海峰である...
西海国立公園のハイライト、南九十九島の展望所として最も有名なところである。
展海峰は公園として整備されており、春に菜の花、秋にコスモス
が咲き乱れる。この日は一面の菜の花が迎えてくれた...
そして、展望台からはこの九十九島の展望...
北九十九島の島々は、山がそのまま海に沈んだような岩肌が険しく男性的な景観のような風景だったが、南九十九島は、まるっこい優美で女性的な島々が多いような気がした。
宮城県の松島などと比べても、島の密度が段違いだ。この島並みはすごい。
九十九島には満潮時に2つの島に見えても干潮時に陸続きになってしまう島が多々あるが、九十九島の数え方は独自ルールがあ
り、「満潮時に水面から出ていること」「陸の植物が生えていること」を条件として島と認めている。
その数は208あると言う...
九十九島遊覧船パールクィーンがゆっくりとこちらへ向かってきた。
青い海をゆったりと進む純白の遊覧船。
なんともすばらしい景観だ...
展海峰を出る時、ナビに出ていたこの半島の先端部にある白浜という海岸が気になったので行ってみることにした。
展海峰までもそうだったが、非常にコーナーが多い道のりだ。
眼下には九十九島の絶景が広がっていた...
白浜から県道149号で佐世保へ。交通量の多い国道35号から国道202号へ...
佐世保は素通りでした(笑)
そしてハウステンボスの横を通ってそのまま西海パールラインへ
このあたりは来たことあるんだが、あまり記憶に無い。
レンタカーで走るとダメだな~屋根つきクルマで走ってもあんまり風景覚えていない...
西海橋を渡る...
新旧西海橋の全景である。
遠くにそびえる鉛筆のような塔は針尾無線塔である。
旧日本海軍の無線塔で、あの真珠湾攻撃開始の無線暗号「ニイタカヤマノボレ」を発信した場所でもある。
15分ほどで白浜海岸に到着。
九十九島の風景、透明度の高いコバルトブルーの海、そして砂浜のコントラストが美しい海辺だった...
展海峰から佐世保方面を望む...
佐世保方面はやっぱり都会。道も混んでいそうだ。
佐世保は早々に通り過ぎて、西海橋方面に向かおう。
なんて言えばいいんだろう...
絶景?もうそんな言葉は使いあきた。
西海の海はすばらしい。ほかに言葉は無い...
俵ヶ浦半島の端 白浜へ
西海橋を出て、西彼杵半島の海沿いを走る。
国道202号沿いに半島を南下していく。
大島に渡る大島大橋。、西彼杵半島と西海市大島町・崎戸町とを結ぶ橋で、長さ1095メートルの白い斜張橋だ。
大島に渡るか悩んだが、なんとなく気が乗らなかったのでそのまま南下した。
今日の旅をどこで終えるか決めかねていた...
雪の浦PAで海を見た。
あまりに太陽が眩しくてモノクロームのような海に仕上がった...
新西海橋を渡る。
この橋は全長:620m(主橋部:300m + 入江部:320m)で、桁下に歩行者専用道があり展望室が設けられている。この展望室の床にはガラス製窓があり、眼下にうず潮を眺めることができるそうだ。
これを書いてはじめて知ったので、素通りしてしまった。あいかわらず無計画野郎です。
西海パールラインを降りて、西海橋まで戻ってきた。
建設当初は東洋一と言われたアーチ橋だそうだ。ここは大村湾への数少ない入り口(他には早岐瀬戸がある)であり急潮なので、渦潮が発生することで知られているそうである。
この日のこの時間は穏やかな感じでした。
西海の太陽...
西彼杵半島の西岸、R202を南に向けて走る...
道路右には西海が広がる。
雪の浦付近、太陽は激しく海面を照らしていた
右には松島、左は池島...
そして太陽のスポットを浴びたのは頭島。
強い光、めまいの中のような風景だった...
五島列島に沈む夕陽...
外海の角力灘(すもうなだ)に沈む美しい夕陽は、青い海を紅色に染めていく...
西海橋周辺は公園として整備されており桜の名所なのだそうだ。
公園の展望台から新旧の西海橋を望む。
そういえば西海橋は日本で最初の有料の橋だったそうだ。
3月の夕陽は五島列島に沈んでいく。
夕陽に照らされて浮かび上がる、海に浮かぶ島影の陰影。
今日も天気に恵まれた旅だった。
旅の終わりはこの夕陽。
申し分ない...
朱に染まる角力灘。
暗くなっていく風景を前に立ち尽くす...
西彼の海岸線を行く...
西彼の海岸線をさらに南下する。
このような海沿いを走る道が延々つづく。
国道202号は長崎市によると、「サンセットオーシャン202」と呼ばれているらしい...
今日は長崎市内に泊まることに決めて、道の駅 夕陽が丘そとめで夕暮れを迎えることにした。
到着した 道の駅 夕陽が丘そとめから南方を望む。
まだ陽は高く青い海が広がっていた。
ビュッフェでコーヒーを飲みながら西海の海を楽しんだ。
ここから見る角力灘に沈む美しい夕陽は、人を魅了する風景と言われている。
どのような夕陽が見れるのだろうか...