能登半島の果て、禄剛崎の断崖の上にこの灯台はある
古くからの日本海航路の要所であり、この灯台のある集落は狼煙と言う地名になっている
ボクは子供の頃、この狼煙に何度も滞在している
朝をこの灯台で迎えて、昼は素晴らしく美しい遠浅の海岸(今はすでに無い)で遊び、また夕暮れにこの灯台へ...
そして満点の星空を愉しんだ
美しいと思う風景は今も昔も変わらない
この石造りの白亜の灯台。木造りの頑丈なドアと窓、金属製のデッキには菊の紋章があしらわれている
無骨な他の灯台とは一線を画す灯台である
灯台の周りは草地が広がり、季節の花が咲く
断崖の下は、透き通った美しい海と千畳敷と言われる海食台地が広がる
能登の果て禄剛崎、ここは寂しい最果ての地の楽園