灯台のある風景 禄剛埼灯台 能登半島
 

能登半島の果て、禄剛崎の断崖の上にこの灯台はある

古くからの日本海航路の要所であり、この灯台のある集落は狼煙と言う地名になっている

ボクは子供の頃、この狼煙に何度も滞在している

朝をこの灯台で迎えて、昼は素晴らしく美しい遠浅の海岸(今はすでに無い)で遊び、また夕暮れにこの灯台へ...

そして満点の星空を愉しんだ

美しいと思う風景は今も昔も変わらない

この石造りの白亜の灯台。木造りの頑丈なドアと窓、金属製のデッキには菊の紋章があしらわれている

無骨な他の灯台とは一線を画す灯台である

灯台の周りは草地が広がり、季節の花が咲く

断崖の下は、透き通った美しい海と千畳敷と言われる海食台地が広がる

能登の果て禄剛崎、ここは寂しい最果ての地の楽園

禄剛埼灯台

航路標識番号 1123 [F7196]

位置 北緯37度31分 44秒 東経137度19分35秒

所在地 石川県珠洲市狼煙町

塗色・構造 白色 塔形(円形) 石造

レンズ 第 2等不動フレネル式

灯質等 明暗白光 明3秒暗3秒

実効光度 55,000 cd

光達距離 18海里(約33km)

明弧 95 度から312度まで

塔高 12.0 m

灯火標高 48.0 m

初点灯 1883 年(明治16)7 月10日