この日の天気は下り坂。朝の尻屋崎は雲が多かったものの素晴らしい風景を見せてくれた。

Z4Mクーペと別れて、下北半島を南下する。空はグレー、淋代海岸では今にも雨が降り出しそうな天気になってきた。

種差海岸で待つ友人のきくぞうさんは超雨男(少なくともこの頃は)。すごい雨男パワーに負けて行く天気に心も曇る旅...

朝の風吹く尻屋崎にて...

尻屋崎のゲートの開門が9時だと思っていたので、朝はゆっくり。

岬へは8:30に着いて開門を待つつもりだったが、7時から既に開いていたのだ。しかし、空模様は曇り空だった。

ベンチに座って、最果ての海を見ながらサンドウィッチを食べた。

尻屋崎灯台の後ろまで歩いていった。

眼前に広がるのは、どこまでも続く太平洋...

岬の先端部は岩礁があるのみ。

振り返って、灯台を見上げた...

雲は多いものの、青空が広がってきた。

この灯台をこの方向からじっくり見たのは初めてかもしれない...

灯台付近に寒立馬が集まってきた...

白亜の灯台と、この寒立馬が尻屋崎のシンボルだ。

この馬はこの後、私の方向に突進してきた。逃げると追いかけてくる...

止まると追ってこない。

どうも、からかわれているみたいだ...

2日目 2008年7月20日 下北半島を南下して、陸中海岸へ...

突然何頭かの馬がやってきて、群れになって北へと歩き出した...

普段、立ち尽くしている印象が強い寒立馬だが、ゆっくりと力強く歩く様はまるで遠くへ向かう群れかのように見えた

空の青と雲が印象的で、なんとなくこころに残っている...

さらば尻屋崎

尻屋崎道路をゆっくりと周回する。表のゲートから裏ゲートへ...

ゆっくり流していたら、かなり晴れてきた。

尻屋崎周回道路のゲートを出る頃にはすっかり厚い雲が空を覆っていた。

県道6号から村道を経由して県道248号に入る...

下北砂丘の内陸部の森の中をどこまでも走る。

さらに国道338号を南下、白糠あたりで道は細くなるがその後も下北半島の東岸沿いをまっすぐ下っていく。

淋代海岸は寂しいか?

三沢市に入って、淋代海岸に寄ってみることにした。

灰色の海と空...

展望用の鉄塔があったので、登っていく...

風はさほど無く、ラジコン飛行機を飛ばす人が駐車場にいた。

自分が好きな尻屋崎は、天気の悪い、荒涼とした、最果て感が漂うところ...

晴れてくるとほのぼのした岬に一変する。

たぶん午後は観光客で賑わうだろうな。

尻屋崎周回道路の脇には、海に下りる側道がある。

Z4Mで側道の砂利道へ入っていった...

この写真だけだと、尻屋崎灯台まで続くダートみたいに見える。

ゲートの方向から、Z4M Coupeがやってきた。

手を振ると、砂利道を降りてきてくれた。

ならべて写真を撮って、ここでお別れ。めずらしい過走行ぎみのZ4M RoadsterとZ4M Coupeの出会い...

Coupeの走行距離は1年で4万Km以上とか...

また、日本のどこかでお会いしましょう。

淋代海岸は、もっと寂しい雪降る季節に来てみたい海岸だった。

きくぞうさんと合流そして南へ...

この淋代海岸は、太平洋無着陸飛行の舞台になったところ。

1931年10月、米国人クライド・パングボーンとヒュー・ハーンドンが、ミス・ビードル号で淋代海岸を離陸、太平洋上を無着陸で横断飛行し、米国ワシントン州ウェナッチ地区に着陸したのだ。時間は41時間10分、距離にして約4,900マイル(7,847km)の飛行だった。

展望台の下にはそのミス・ビードル号と名づけられたベランカ・スカイロケットのモニュメントがあった。

八戸市内を八戸大橋でパスして、県道1号経由で種差海岸へ到着。

本当は12時に、きくぞうさんとここで集合の予定だった。30分ほど遅刻してしまった。

携帯で連絡を取ろうとするが、留守電になっていて連絡が取れない。

10分ほどかかってようやくZ4Coupeを発見。

本人は芝生で寝ていた...(+o+)

私は種差海岸とはあまり相性が良くない。

大好きなところなのだが、最高の天気にここに来れたことは無いのだ...

自分の基準ではうす曇の天気。(これを晴れと言う基準の甘い人もいる...)

ただ、空が少しでも青かったのはこの旅ではこれが最後。

きくぞうさんはボクのような半端な3/4晴れ男など、問題にしない超雨男なのだ...

風力発電のプロペラが林立する桑畑山は雲に覆われていた。

そう高い山では無いのだが、霧や雲に覆われることが多い山である。

うっすらと晴れ間が見えてきた。北の方角は晴れてきた。

西にも青空が顔を出す...

さて、どこへ紛れ込んでしまったのか?

どこまでも広がる青い海、そして水平線草地の中につづく砂利道

旅の小休止、海を見て佇む...

砂浜を海に向かって歩き出す。

左に見える鉄塔は先ほど登っていた展望台だ。

淋代海岸の砂は黒っぽい砂。柔らかく歩きにくかった...

ここはどうして淋代(さびしろ)と言うのだろう?

さて、天気も悪いので一気に南下して陸中海岸を目指す...

国道45号は、イマイチの流れ...

Z4二台で普代まで南下。

普代からは県道44号で北山崎を目指す...

すかっり空はグレー...

楽しみは今日の晩飯だけだな~

曇天の陸中海岸をめぐるドライブ

かなり手抜きの旅...(+_+)

いきなり北山崎まで来てしまった...

ここは晴れていれば、海岸まで下りて行こうと思っていた。

このお天気なので、中止だな~

どうします?きくぞうさん?

聞くまでもなく、行く意思は無さそうだった。

第一展望台はきれいに改装された。いつ工事したんだろう??

県道44を最後まで走って、国道45号で鵜ノ巣断崖へ...

ご覧の通り...

さらに天気は悪くなってきている。

雨男パワー恐るべし。

宮古のホテルに電話して予約を取った。

まだ、時間は早かったので真崎海岸へ行って見た。

曇ってはいても、ここからの眺めは良かった。

遠くに見えるのは重茂半島である...

三王岩である。

ここも、駐車場から下を眺めるだけだった...

浄土ヶ浜にやってきた。

小雨も降っていたように思う...

曇っていても、雰囲気ある写真が撮りたい。

浄土ヶ浜はなかなか難しい景観である。

白い岩肌も、空も、すべてがグレーだった...

岩の隙間から見える半島は重茂半島。

試行錯誤しながら、きくぞうさんと写真を撮った。

明日の朝だけでも晴れてくれると良いのだが...

ホテルにチェックインして、ホテル近くの小料理屋に入った。

これがかなり良い店だった。刺身、焼魚、煮魚なんでも美味かった。