函館の朝は霧だった。今日は積丹半島経由で、友人の待つサロベツへ向かう。

サロベツの夕来(ゆうくる)。地図にも乗ってない場所指定で果たして会えるのだろうか??

積丹ブルーに目に焼き付いて離れない一日だった。

2007北海道ドライブのスタートは霧のドライブ

2日目 2009年9月1日 積丹を経由して、友の待つサロベツへ向かう旅

ホテルを4:30時に出発する。晴れているらしい積丹を目指して出発だ。

この日は最終的には最北の地稚内を目指す...

国道5号を北へ向かう。

大沼・小沼付近を走行中だが、霧が深く立ち込めて風景は見えない。

天気が良ければ大沼公園を散策してから出かけたかったのだが、断念する...

まもなく国道5号線は海岸線に出る。

夜明けだ...

駒ケ岳のシルエットが朝日に照らされ浮かび上がった...

AM 6:30に寿都に出た。

どうも平均スピードが速すぎるけど、順調なペースだ。

寿都湾に沿って風力発電のプロペラがまわっている。手前の5基が風太風力発電所、奥の基が寿の都風力発電所である。

空には雲ひとつ無い...

順調な旅の始まりだった...

寿都から、国道229号雷電国道を北へ向かう...

日本海は穏やか、心地よい海沿いドライブは至福の時間...

前方には雷電岬が見えてきた...

その左奥に続く半島が積丹半島だ。

神威岬の駐車場に到着。

岬先端部へむかう遊歩道は「チャレンカの小路」と言われている。

その入り口にある「女人禁制の門」。

現在では禁制では無いのだが、昔は女性は立ち入り禁止だったようだ。

今も「女人禁制の門」として残すのなら、女性用の抜け道(男子禁制)を作るとか芸が欲しかった...

などと考えながら門をくぐる...

青い海、蒼い空...

どこまでもブルーな積丹ブルーの世界が広がっていた...

チャレンカの小路から北方の海を見下ろす...

なんて蒼いんだ...

こんな海の色彩はここでしか見れない...

やっと神威岬灯台に到着。

黒白に塗られたあまり趣の無い灯台である。

ここまでのチャレンカの小路は結構ハード。気温が高めだったので汗だくになってしまった。

強風や冬の積雪時はある程度覚悟してここに挑まないといけないだろうな。

岬の先端部から、神威岩を見下ろす...

一面の蒼の世界にそびえるこの岩からは神々しささえ漂っている...

岬先端部は比較的崩れやすい岩が露出している。

その岩に登ると、灯台と神威岩を並べて撮ることができた。

高所恐怖症の癖に、風景に感動すると後先無く行動してしまう...

神威岬を出て、国道229号を西に向かう...

天気は最高。海はきれい。

そして、神威岬の散策でお腹はぺこぺこである。

さて、積丹に来たならここ「みさき」のうに丼である。

10時に到着。

他に客は誰もいなかった...

勇んで(なんで?)注文するのはもちろん...

念仏トンネルを見下ろす...

1992年にチャレンカの小路が出来るまで、旅行者は往復2時間かけて念仏トンネルを通る海岸線の道を通って岬の先端まで歩いていました。現在この旧道は通行止め。

サロベツで待つ友人はここを歩いたことがあるそうだ。

長万部で5号線は内陸へ入る。

そして蕨岱で国道5号を離れ、道道9号寿都黒松内線で寿都に向かう...

道道9号はゆるやかなカーブが続くアップダウンの多い道。

道路状況は良好だ...

まっすぐな北海道の道らしい道が続く...

ここで北海道の巡航速度を自分自身で作り上げる必要がある。

基本は制限+20Km/h、50Km/h制限では65Km/hと決めて意識して走る。

これが雷電岬の刀掛岩である。

昨年度は道路が工事中で、この付近には停車できなかった。

現在では雷電温泉の前の道は、広い道路でエスケープゾーンもありクルマを停めてじっくり刀掛岩を見る事が出来る。

なんとなく、この刀掛岩、年々削られて小さくなっているような気がする...

前方に神威岬が見えてきた。

昨年は強風で岬に向かう道へ入っていけなかったが、今日はどうだろう...

西の河原付近を行く。

昔はこれより北へ向かう道路が無かったところである...

この西積丹の端にある霊場を貫く西の河原トンネルを抜けると、神威岬が見えてくる...

雷電国道は岩内を通って積丹半島に入る。

ここはマッカ岬付近のトンネル。

雷電岬付近からこのようなトンネルの連続である。

しかし、道は年々整備され良くなっている。

昨年とも違うルートにどんどん整備されているようだ。

神威岬チャレンカの小路を行く...

さらに岬の尾根沿いを先端部へ向かう。

灯台が見えてきた...

龍の背に乗って、蒼天の空を行くような...

とでも、形容したい風景だった。

通ってきた道を振り返る。

やはりこの道は強風時に通行止めとするのは正しいね。

昨年は、通れなくて悔しい思いをしたけど、駐車場でもかなりの強風だったので、この道で吹き飛ばされてもおかしくなかったかもしれない...

鉄アレイのようなカメラとレンズを持ち歩いているわけだが、その程度の重量など関係なく吹き飛ばされるだろう。

チャレンカの小路を戻って、岬全体を眺めるために高台の展望台に上る...

ここを日本の万里の長城と呼んだ人がいたそうだが、違うだろう。言葉を知らなすぎる。

ボクは「龍の背」と形容したいが、Webでは、恐竜の背と呼んでいる人もいる...

この写真を見ると、海岸線を歩いて岬先端部まで行けばよかったと思ってしまう。

実際には既に体力的にヘロヘロで、とてもそんなことは出来なかったわけだが...

これが限定25食、アカエゾバフンウニ丼である。

明らかに去年のほうがいいうにだった...(涙)去年は最高に美味かった...

アカくないのよ今年のは。まぁ9月だし旬は過ぎているのだ。

でも、昨日函館で食べたうに丼よりは数倍ウマかったので許そう。